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121冊目:とんかつDJアゲ太郎/イーピャオ・小山ゆうじろう

こんばんは、Umenogummiです。


今日はおなかが空いちゃう?
とんかつ×DJマンガです。




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とんかつDJアゲ太郎/イーピャオ 原案・小山ゆうじろう 漫画



渋谷のとんかつ屋・しぶかつの3代目、揚太郎は跡取りとしての自覚が薄く、投げやりな日々を送っていました。
しかしある日配達で訪れたクラブで、初めてのクラブを体験します。人々が自由気ままに踊る姿を見た揚太郎は、クラブの魅力に気が付きます。さらにそこへ来ていたスタイリスト見習の苑子に一目惚れ。とんかつ屋の手伝いもそこそこに一気にクラブカルチャーに染まってゆきます

ある夜、伝説のDJ・ビックマスターフライのDJを聴き、揚太郎はBPM(曲のテンポ)がキャベツの千切り音に聞こえたことをきっかけにとんかつ屋とDJは同じなのではと気が付きます。
実はビッグマスターフライはかつてしぶかつを訪れており、テレパシーを使って揚太郎に呼びかけます。

豚をアゲるか客をアゲるかに違いはねぇ!
重要なのはお前がグルーヴを感じるかだ!


揚太郎はビッグマスターフライの18番というレコードを授かり、翌朝父親に一からとんかつの教えを乞います。そして揚太郎はとんかつDJ・アゲ太郎としての一歩を踏み出すのでした。


父親とのとんかつ修行の合間に、DJ Oilyに師事しDJの技を磨きつつの、ライバルの若きIT社長DJ・屋敷や韓国人DJ・ドンミョンなどのDJとのバトルも見ものです。さらにMC、VJ(映像)などのアゲ太郎のクルーも徐々に増えていき、自身でイベントを開催するまでになります。
とんかつの修行もおろそかにせず、とんかつの名店に修行へ行ったり、ロックフェスティバルでは父親に許可をもらいしぶかつのキッチンワゴンを出店するなど、とんかつ屋としての腕もめきめき上達していきます。


クラブのことをよく知らなくてもなんだかとても楽しいです。クラブのシーンは臨場感があり、まるでそこにいて音楽が聞こえてくるような、そして踊らないまでも体を思わず軽く動かしたくなってしまいます。
また、とんかつの揚げる描写がとてもうまくて、とんかつの揚がるにおいが漂ってくるような、それでおなかが空いてしまうような感覚に陥ります。


一度に二度おいしい!?
音楽グルメマンガです。

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