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188冊目:鉄腕アダム/吾嬬竜孝

こんばんは、Umenogummiです。


今日はこちらの近未来を舞台にしたマンガです。



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鉄腕アダム/吾嬬竜孝 作



人類が火星へと進出している近未来。と呼ばれる謎の宇宙生命体から人類存亡の望みをかけて、戦いに赴いたのは、ジェシー・マクスウェル博士が作った人の心を持つ優しきヒューマノイド・アダムでした。

物語開始時にアダムが蝶を一体撃破していますが、まだ残り8体が地球へ向かってきているとのこと。ジェシーによれば、蝶は生物とも機械とも人類の科学力では計り知れない存在で、炭素を主体とし、熱力学を利用した情報爆弾。そんな蝶に対抗できる手段は、核兵器でも衛星兵器でもなく、アダムだけなのです。

そんなジェシーとアダムが、人類の科学力を駆使し、蝶と戦うお話です。



設定が事細かく、科学の知識が必要かもしれない難解な物語です。私は理数系がちんぷんかんぷんなので、このマンガでも科学の話になると頭がこんがらがってしまうので正直あまり深く考えずに読んでいます。このマンガの魅力は、ジェシーの博士らしからぬ人柄や、宇宙で蝶との死闘を繰り広げるアダムが、地上では読書が好きだったり、雨に濡れた子猫をひろってきたりという純真さ、ジェシーのボディーガード・ヘザーのかわいらしさなど、人間臭いキャラクターたちです。蝶との争いがいったん収まれば、もちろん後続の蝶への対策はしつつも、ジムに行ったり、コーヒーを飲んだり、普通の人たちと変わらない生活を送っています。

私のように科学が苦手な方のために、ジェシーによる科学講座も収録されています。…理解できるかどうかは、別ですけど。げふんげふん。

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