なみだ…泣く夢…
「映画を見て泣いた夢を見た」と娘が話してくれた。
内容は…
映画の中で、
結果的に死んでしまう人が助けられた、
でも、映画を見ている自分は、
その人(助けられた人)は最終的には死ぬってわかっているから…
助けても無駄なのに…って思っているのに、なぜか泣けた。
夢の内容よりも…
「泣ける夢」を見ることが出来ていいな~と思った。
そういえば、久しく泣いた夢なんか見ていなくて
夢の中で泣けると、朝すっきりしていたりもして
私は泣く夢が好きだから
夢を見て泣けるっていいな~って思った。
泣く夢を見たいと思っている自分に、渇きを感じた。
心が枯渇してしまったような、つまらなさだ。
若いころ私はよく泣く子で、感動でも、怖い時も、うれしい時も、寂しい時も、ありとあらゆるシチュエーションで涙がこぼれてしまう人だった。
そんな私を見て、
「泣けるっていいわね~、若い証拠よ。潤いがあるってことなのよ」
ある人が言った言葉を思い出した。
あの言葉の主は私だったんじゃないだろうか…今の私みたいだ。
「泣いていいのよ、泣いてるあなたを見て、心が洗われる人がたくさんいるんだから、みんなのために泣いているとでも思って」
慰めてくれているのか、なんなのかわからないけど、
そんなふうにも言われたこともある。
その時はじめて
泣きたくても泣けない人がいて、
泣けない人は泣いている人を見て、
一緒に泣いているってことを知った。
夢の中で娘は泣いた…映画を見て泣いた
私は娘の夢というスクリーンを通して映画を共有した。
ひとりで見る夢だけが夢じゃない
誰かと一緒に見る夢もある。
今日は娘の夢に便乗させてもらうとしよう。
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