光がさす

うすぼんやりとした朝のヴェール

木々の間からは
天使たちが
舞い降りているかのように

光に満ちた光が
明るく差し込んでいた

ついさっきまで降っていた雨のしずくが
涙にぬれた瞳みたいに
揺れるコスモス

青いラベンダーの香り

ラジオ体操を終えた
おじいさんおばあさんが交わす
「おはようございます」の声だって
なんだか若返ったみたいに聞こえる

それくらい

今朝の公園はいつもとはちがってた
きらめきに包まれていた

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夢を見た

どしゃぶりの雨が降っていたけど
一瞬光がさしてきた。

ああ、これ！こういう時は必ず虹が見えるはず！

って思ったから

ベランダに出て虹を探した

ベランダじゃわからないから
外に出て虹を探した

虹は出ていなかったけど

でもきっと、どこかで出ているって思った。

家に帰ってもう一度ベランダから眺めたら

ずいぶん下のほう、地上に近い場所に

灰色の雲のなかから虹が現れた

ビビットな虹じゃない

スモーキーな色の虹だったけど

確かに虹はあったわけで

・・・よかった。

と思った

光がさしていた

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そんな夢を見た朝の風景

新しい朝