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もうすぐ6月――梅雨と蛍と

早くも5月の中旬である。気温と湿度の高い日が増えた。もうすぐ6月がやってくる。

6月は梅雨の時期であり、雨天の日が続く。雨天の日は外に出る気がなくなる。ここ最近は、雨天の日は単に雨が降っているだけでなく、風が強いことが多いように思う。そのため、「傘が役に立たないな」と思うことが増えた。傘を差しても濡れるというだけでなく、強風で傘が使い物にならなくなることが多いのである――単に私の傘の差し方が悪いのかもしれないが。こういう時にテレワークができれば、わざわざ家から出なくともよいのであるが、残念ながらそれが叶わない現状である。

もっとも6月は嫌なことばかりではない。何故というに、この頃から蛍が見えるようになるからである。蛍については久しく見に行っておらず、写真や映像で見るばかりであるが、たとえ写真や映像であったとしても、黄色い光が夜空を飛び交う光景はやはり美しい。ただし蛍がたくさん見られる場所は、普段生活している場所から離れているので、そこに行くまでに時間がかかる。加えて天気の良い日と休日が重なるか否かは運任せであり、自分ではどうにもしようがない。そういう悩ましい問題はあるけれども、今年はどうにか時間を確保して、蛍を見に行ければと思う。


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