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にっぽり繊維街を歩く(でござる)

こないだズボン買ったんです。黒の。シンプルなやつ。

気に入ってはいるのですが、なんかその名前が、

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なんだこの「シェフパンツ」てのは(._.)

当方見たところ、別に普通の…ゴムと紐の、ラクそうなズボンである。黒以外の柄もいろいろで、べつに料理人のイメージとは関係ないような気がしましたが…。

だいたい「シェフ」なんて言葉は

シェフ

くらいで、普段使う言葉でもないような気がする。

一応調べてみたら、どうやらやっぱりもともとは料理人さんの仕事着をイメージした「ラク、動きやすい」「大き目、ゆったり」などがテーマではあったらしい。そこにいろんな色、柄が追加され、そもそものテーマであった「ラクそう」が「太すぎてかっこ悪い」「腰回りがダボダボ」ということで少し形を整理して普通のズボンに近づいたもの(コンセプトどこいったんだ(-_-;))がこないだG〇で買ったシェフパンツ、のようですね。

わかるかそんなこと('Д')

ことほど左様にファッションに疎い当方。

せっかく東京荒川区に住んでいるというのに、近場であまり縁のない場所があります。

それはにっぽりの繊維街です。

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布の街・布の道と言われる、全国的にも有名な日暮里の繊維街。

服や小物を、特に自作する方に大人気の繊維の専門店街ですね。さすがにここはレベルが高すぎて当方めったにお店に入らないのですが。

今日たまたま、ヨメさんが「服を染める染料が欲しいので繊維街に行く」というので、

ホイホイついていきました('ω')

お侍さまアニメ

(正確には「シェフパンツ」を履いていったのだが)

大雨の去ったばかりということで、土曜日にしては人通りが少ない。いつも混んでいるのですよ。しかもやっぱりというか、女性が多くて。おっさん一人でウロウロしてると浮いてしまいます(^_^;)。いえ、本気でレベルの高い裁縫スキの人であればおっさんでも浮かないでしょうが、当方どうも

オーラでわかってしまうのですね、シロートであることが(笑)

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有名な子供服、グッズの専門店。

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たいへんにシャレオツな布の専門店。1メートルいくらとか、そういう売り方ですね。ワゴンにはいってる格安の端切れくらいなら当方もたまに欲しくなるのですが、いかんせんレジまでが遠すぎる(^_^;)。

いえ、心理的な距離の話ですが…

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とはいっても向こうさんも商売は商売で、買っていくならおっさんを差別はしないでしょうが(笑)当方の自意識過剰が気おくれを起こさせるのでした(^_^;)

こういうとヒトは笑いますが、自分のしらない「専門店」「専門街」というのは若干緊張するものですよw

たとえば「日本一」と名高いソバ屋に入れば、客なんだから堂々としてればいいとは言いながら、いちおうちょっとは緊張するでしょう。そんな感じです。

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(ミヒャエル・エンデか('ω'))


モモ、で思い出しましたが。当方が初めて憧れの専門街を訪れたのは10代の終わり、神田神保町でした。これは興奮しましたね!また興奮とともに、やはり一定の緊張を感じたものです。それはなんというか、自分の好きなジャンルにこんな偉大な先達がゴロゴロいる、という畏敬の念ですね。古本屋の品ぞろえのひとつひとつにそういう意気を感じる、気圧されるわけですが。その緊張は悪いもんではなくて、まあそうでなくてはホントの専門街とは言えないのだろうと思います。

しかしその緊張の中にも、

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たくまざるジョークが潜んでいる('ω')

なんだこのモッコリパックてのは。この緊張と弛緩がギャグを生み出すわけですね。お分かりか。せっかく専門街にいる以上、この雰囲気をしかと味わい、

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シカだ('ω')

布のほかに皮や毛も扱っているお店があるので、看板に牛やなんかのイラストがあるのは見かけますが。シカのはく製とは珍しいですね。ここは毛皮のお店かな?と覗いてみると、

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詰めまくり、のあたりにイキオイを感じます

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並べまくり

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ぶらさげまくり…と、いうことで、

どうやら小物・アクセサリーのお店だったようですね('ω')

(じゃあなんで鹿のはく製(._.))

といって、興味を持って入ってしまったのが運の尽きではある。

買ってしまいました(._.)

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ファスナーの先にくっつけるような、アレですかね。ちっこいちっこい金細工。でもいっこ60円はさすがに安いと思います。

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なかなか書き込みの細かい木。これはいいとして、このペプシの王冠は許可とってるんでしょうかね('ω')…

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ここまでがっちり描きこまれていると、先に興味を持った銅版画を思い出します。これは機械のカタで抜いたものだとは思いますが、カタに最初に彫りを入れた人(あるいはデータを作った人)がいるはずですよね。線画に近い魅力を感じます。参考↓


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そこに加えて、立体物であることの存在感や触感。また小さいもの愛という妙な感覚が相まって、このがま口など

実際つかってるがま口財布につけたくなる('ω')

誘惑を感じますね。

うむ、この魅力

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シカと味わいましたぞ('ω')(またシカか)

…なんだか後半、布の街というよりはシカの話になってしまいまシカが、このように気軽に楽しめるお店もある日暮里繊維街。せっかく近くに住んでることだし、たまには遊びにこようと思った土曜の午後でございました。


お粗末様でした<(_ _)>


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たくさんのサポートを戴いており、イラストももう一通り送ったような気がするので…どんなお礼がいいですかねえ?考え中(._.)