いい古本屋に出会うヨロコビ(*´з`)
本日、アシの仕事をひと段落して。
少しは運動しようと自転車に乗り、駅前まで漕ぎ出したとき、そのお店はフト目に留まったのでありました。
ブック〇フではない、普通の古本屋さん。いわゆる町の古本屋。
東京ではめっきり減りましたし、といって地方では地価の安さにモノ言わせた大型店が多い中。ああなんだか懐かしいなと思いフラリと入ってしまったのでした。
入って一歩で「あ、これはマズイ」と感じた(-"-)
当方いぜんこんな記事も描きましたが…
本棚から放たれているオーラが尋常ではない
ことにすぐ気が付いたのである。(お読みの古本好きの面々はもうすでに「ウラヤマシイ」とお思いであろう(笑))
これはどの棚に何があったなどといちいち言っても伝わらないことですが…。こう、棚を見て回っているときの、リズムがとてもいいのですね。
当方某ブック〇フ系のいわゆるマニュアル化された古本屋さんで困るのが、作品を出版社別、作者の50音順に並べるやり方。あれが困ります。アレをされると、どうにもこうにも背表紙のリズムがぶつ切りになる。
「荒〇宏」の次に「有〇川有栖」ってこたあないだろう、と思う(-"-)
…いやまあ、別に作家さんにどうこうはないんですが、並べられてもと思うw
これが自分に合う古本屋さんに出会うと、
「望月三起也」の次に「御厨さと美」でそう来たか!と唸らされる(*´з`)
この小気味よさ、です。
このお店の印象を一言で言うと、
近所のマンガ好き物知りお兄さんの本棚
という感じでした。
過度に趣味に走ったお店でもなく、子供向けのポ〇モンカードなんかもおいてある。というか正客はそこらしく、当方がいたあいだもちびっ子相手に客単価200円ほどの商売をなさっていた。ゲームもファミコンからスイッチまである。おもちゃもウ〇トラマンから最近の美少女フィギュアまである。またレジのご主人というのがいい顔してるんです。たとえて言うなら、
「トリ〇アの泉」に出ていた頃の唐沢〇一氏を心身ともに健康にしたような顔
をしている(笑)
まあ一目で「博覧強記系の趣味人」という顔です。
当方、参りましたね。
こんないい店と知っていたら、アシ仕事で疲れた日になんかこなかった(笑)本棚を見ていてもどんどん引き込まれて懐の深さに捕まった感じ。
攻めかけても攻めかけても切っ先がオヤジに届く気がしない
…完全に位負けしています。
古本屋に入って「攻める」だの「位負け」だの何を言ってるんだと思う方もあるかもしれませんが、まあ同好の士にはなんとなくわかるでしょうw
具体的に言えば、
イイ古本屋に入ったらイイ本をさっと見つけて颯爽と買うのがイイ客
であり(当方の勝手な理想w)、品ぞろえに圧倒されてあれもこれもとなってしまうのは当方にとっては
敗北
なのです(笑)
しかしここはとてもじゃないが一気に攻め落とせる城ではない(-_-;)
まずは確実な一手を押さえたい。で、当方手に取ったのが
白土三平センセイ『バッコス』でした(._.)
判型、状態、申し分なし。カバーについた
パラフィン紙が泣かせる
逸品です。これで2880円は安い。確かに安い。いい買い物です。
望月三起也『OH!刑事パイ』とどっちにするか30分悩みましたが(笑)
(それにしても望月センセイ作品はネーミングセンスがワイルド7すぎる)
…初手から冒険しすぎ(笑)だと思ったので『バッコス』にしました。いえ、あきらめたわけじゃありません、次回買います(*‘∀‘)
…それにしてももう2年も前にこんな記事描きましたが、
まさか今頃になって、ココロオドル古本屋さんに出会えるとはもう夢にも思っておりませんでした。
もう後半生は海山で隠居暮らしを決め込もうと思っていた当方の枯れ切ったココロに久々に火が付いた思いぞすなる(*‘∀‘)。何か
若返った気分(古本屋でw)
です。
嬉しさのあまりつい筆をとりました。
お粗末様でした(*- -)(*_ _)ペコリ
さ、趣味漫画のほうやろう(._.)
たくさんのサポートを戴いており、イラストももう一通り送ったような気がするので…どんなお礼がいいですかねえ?考え中(._.)