文具カスタム魂(カスタム四郎・登場)
昨日描いてみた薄墨仕上げのイラスト。
筆の扱いになれていきたいところですが(._.)
一夜経ってみて、いろいろ改善したい点も見えてきました。
墨は基本的に、素早くやらんといかんらしい。
にじませたいとき、水を混ぜたいとき。モタモタしておると墨は乾いてくる、紙はたわんでくる。悠長に筆を洗って、持ち替えて…とやっていると、思ったように塗れませんでした。
ぶっとい筆でカスレの線を描きたいときは別として、
ここはやはり、コピックやマーカーのように手軽な文明の利器である
筆ペン
を使いこなせなければなりますまい。
ただ、前回も描きましたが当方どうも筆ペンというのが苦手でして。
墨が出過ぎるんですね、アレ(._.)
かえって普通の筆のほうが、筆先についている墨の量がわかっていいのですが。筆ペンはちょっと本体を押すとまた出てくるでしょう。で、ヘタすると
こういう悲劇が起こる。
それで当方、通常の筆ペンは使わず、使い終わったアートブラシペンに墨汁を継ぎ足し、カスタムして使っていたわけですが…。
筆ペンにもむくむくと、文具カスタム魂が頭をもたげてきました。
どうも当方の心の中には、こういう
コロ○ロコミックの主人公みたいなヤツ
が住んでいるようです。(命名・カスタム四郎…本名・粕田 無四郎)
コイツがやたらと
カスタムしようぜ!
と言う。
ただ見た目通りというか期待通りというか、コイツが
ぶきっちょ
であるのが問題なのですが…(^_^;
当方だいぶ、カスタム失敗でダメにした文房具もありまする。まあ、だいたいは使い終わってから改造するのでいいんですがね…。
さて今回のは墨の出が良すぎるという問題です。
例によって筆ペンを分解して、いろいろ見てミル。
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で、気づいたのですが、筆ペンや水筆にはアートブラシなどについている「中綿」がないのですね。インクタンク部分に直接墨が入っている。そのせいで液ダレや、思ったより多く出てしまうという事故が多いらしい。
ただ墨は固まりやすいからか、筆ペンで中綿を使っているものは…ザッと見渡しても売っていないようでした。たしかに大きな中綿を使うと、空気に触れる部分が固まって墨が出なくなりそうです。
…うーん、こりゃちょっとムリかなあ…と当方の中のカスタム四郎が諦めかけていると、どこからともなく、これまたコロ○ロコミックから出てきたようなヒロインが
と無責任なセリフを吐くのです(._.)
誰なんだオマエは。
そしてぶきっちょかつお調子者のカスタム四郎は息を吹き返す。
窮すれば通ず。
なにも中綿はそう大きくなくてもいいのです。
タンクから筆先部分の間に綿がついていれば、墨が勢いよく出てしまうことはない。そこなら筆ペンを立てておけば常に湿った状態を維持できます。
よし、カスタム・トライだ!(キメセリフらしい)
綿より弾力の強い、食器用スポンジを小さく切って詰めてみました。
タンク部分にはあらかじめ濃さを調節した薄墨を入れております。
水の筆の方には、
筆部分の入り口に、ちょうどハマる太さのゴムひもがあったので詰めてみました。
これで液ダレは防げるはず。
それにスポンジもゴムひもも水がしみこむものですので、タンクをすこし強めに押せばちゃんと出るはずです。
…ホイ実験(._.)
成功です。
特に薄墨を入れた(スポンジの方)筆ペンは、掠れ線まで自由に引けて大変使いやすいですね。筆ペンが苦手な方には、アリな工夫かも知れません。
とにかくこれで机の上がスッキリした(笑)
昨日のように大きな絵ならまだしも、少し影をつけたいだけで水入れやらパレットやら用意するのはけっこう大変ですからね(^_^;)またこうであればうっかり薄墨に濃い墨の筆入れちゃったとか、そういう事故もないでしょう。
カスタムコンプリートです(._.)
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なんとなれば、最近
アルコールマーカーの先っちょをナナメに切ったり
薄墨のグラデをトーンにして保存したり
していたのは、このカスタム四郎の仕業だったのかもしれません。
まあnoteのフォロワーさんにも、布をこさえたり食器を継ぎ足したり白玉をグラタンしたりと、心に四郎が住んでいる方々が散見されますが(._.)モノこさえるのが好きな人は、みんなそうかもしれませんねw
では今回のカスタム四郎はこのあたりで…<(_ _)>
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ただまた何か慣れない道具、描き方を試せばすぐに四郎はかえってくると思いますが…
次回をお楽しみに。
…お察しの通り、途中から
カスタム四郎を描くのが楽しくなってしまいました(笑)
だれか続きを描いてください。
ではお粗末様でした<(_ _)>
たくさんのサポートを戴いており、イラストももう一通り送ったような気がするので…どんなお礼がいいですかねえ?考え中(._.)