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IPO銘柄はいつ買うのが最適か?米国株2018年IPO銘柄16社のチャートを検証

9月に入って新高値マガジンでは1本目の記事ですが、元々主な提供価値は「スプレッドシート」のため、記事はおまけくらいに解釈していただけますと幸いです。

9月からは米国で人気テック銘柄のIPOが増えそうということで、タイムラインで話題のSnowflakeやUnity、Alipayを提供するアントフィナンシャル、今上場する必要があるようには思えないAirbnbなど、話題に事欠かないラインナップとなっています。

米国テック銘柄のIPOは毎年春先にピークを迎える傾向にありますが、今年はコロナショックもあり、春先のIPOはなく、6月からIPOマーケットが再開しています。今のところ2020年のテック銘柄で最も注目されたのは、Zoominfoだったのではないでしょう。

将来テンバガーとなるような米国テック株はIPO後の3〜5年でそのリターンのほとんどを形成する。という説もある一方で、IPO時にすぐに買う必要があるか?という点はよく注意した方が良いと思います。

そこで今回は2018年の米国テックIPO銘柄について、次回記事では2019年の米国テックIPO銘柄について、2020年9月時点までのチャートをもとに検証していきます。IPOもワインのように、当たり年外れ年があり、後年から振り返ると「この年は良い銘柄が豊作だったね」とか言えそうです。

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それでは、以下でチャートを1つずつ見ていきましょう。

2018年は前提として、中国テック銘柄のIPOが多い年で、7件ありました。本記事では全ての銘柄は対象とせず、時価総額の低い銘柄は割愛しました(例.$ZUO $EB )

目次にある銘柄名の横の数字は「IPO初値から最大株価の倍率」()内はIPOからの経過年数

1.DocuSign:7.6倍(2年半)

スクリーンショット 2020-09-08 19.59.02

IPO:2018年4月
初値:38ドル
最高値:290ドル(2020/9/2)
最大倍率:7.6倍(2年半)
ベース①:2018/6〜2018/8(68.35ドル)
ベース②:2018/8〜2019/11(68.6ドル)
ベース③:2020/2〜2020/4(92.5ドル)
ベース④:2020/7〜(217ドル)

先週の9/3の好決算後の暴落でまさに今お騒がせ中な銘柄。2018年IPO銘柄ではエースと言えるでしょう。DocuSignについて詳しく知りたい方は、下記の動画の特に後半箇所(目次の3,4)をご覧ください。

今回のチャート検証の最大の肝は「ベース期間」です。IPO後はボラが高いですが、チャートで時系列で振り返るとIPO初期のボラティリティは取るに足らず、1度目のベース期間で取得する必要はなく、2度目のベース期間をブレイクした後にinすると旨味を取りやすいのではないか。という仮説を持っています。その仮説を本記事で検証します。

$DOCUについては動画でも述べましたが、少なくともベース②をブレイク後にinした方が、急速な株価上昇の恩恵を受けやすいことが、チャートから分かるかと思います。

スクリーンショット 2020-09-08 20.07.45

$DOCU の決算は4四半期連続でミートしており、売上成長率は2四半期連続の再加速で、決算は絶好調と言えます。

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