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「ゴルフ的なもの」が許せない

大前提として、ゴルフというスポーツを否定したいわけではない。

ゴルフ的なもの。そこに含まれるものたちが、許せないのだ。

ゴルフが好きな人には想像ができないかもしれないが、「君ゴルフはやるのかね?」という質問はハラスメントになる可能性がある。

そう「ゴルハラ」である。

忘れもしない。新卒1目の頃、当時の上司たちから、ゴルフはやらないのかと聞かれたことがある。いや、むしろ若干「やれよ」というニュアンスを感じた。

まず、新卒の給料では、ゴルフ道具一式やゴルフ代を支払うのはかなりハードルが高い。当時の月給は300,000円、下手したら道具を揃えるのに、月給の半分もかかってしまうかもしれない。

そもそも僕はゴルフの所要時間の長さが嫌いだ。夜型である僕にとって、朝早くゴルフ場へ向かうのは拷問でしかない。都内からだと車で往復早くて3時間程度。

そしてプレイ中も周りの人たちに気を使わなければならない。率直に言うと、若手は年長者をヨイショした方が良いという空気がある。

上司にゴマを擦ったり、思ってもいないお世辞を言ったりすることができない僕にとっては、苦痛な時間以外の何物でもない。

僕は、人生でゴルフに行った事は結局1度もないので、上記はドラマなどを見た想像に過ぎない。

サラリーマンの重役たちがゴルフで談合している様子を、サラリーマン系のドラマでたまに見かける。

実際に、コミュ力が高い人は、ゴルフをうまく活用して、自分のビジネスに有利にことを運んでいる人もいると思う。それはそれで得意不得意だと思うので、得意な人は全然良いと思う。

ゴルフは4人ぐらい回るのが良さそうらしいので、ゴルフ合コンとか楽しそうだなと思ったこともなくはない。

ただ、僕は車も運転できないし、バーベキュー時の戦闘能力が低いため、ゴルフでは気が利かず役に立たないことが明白である。

僕は周りに流されない性格なので、人生において何度かのささやかなゴルフへの誘いを、全く躊躇なく断ってきた。

この「ゴルフ的なもの」は、ゴルフ自体をストイックにやろうと言うのではなく、ゴルフを介して親睦を深めようというニュアンスで実施されることが多い。ゴルフコンペななど、最たるものではないか。

「ゴルフ的なもの」は、言い換えると、テニスサークルや大人数でのカラオケ的なものである。それが得意な人が、コミュニケーション力という観点において、優秀な会社員になれるのであろう。

おそらくは、コミュ力が高い慶応義塾大学法学部政治学科の女性たちは、ゴルフ的なコミュニケーションが得意な人が多く、ゴルフを生かして上手く世渡りしている人も少なくないだろう。

僕は、大人数のカラオケが苦手で、ヒトカラが1番好きである。コミュニケーションよりも、自分が歌いたい曲を歌いたいのだ。

コミュニケーションを深めたいなら、カフェで1時間話すのではダメなのか?ゴルフというコンテンツの必要性は必ずしも高くないはずだ。

令和において、さすがにもう「ゴルハラ」はないかと思うが、僕のような人間にとって、ゴルハラは非常に苦痛である。

ハラスメントする側の人は、思いもよらないかもしれない。あまり気にしない僕ですら、ゴルフ断ったら出世に響くかなとか、付き合い悪い奴だなとか、思われそうだなと思う。

別に上司の事は嫌いじゃなかったけど、なんで休日も、しかも時間が長いゴルフに付き合わなければならないのか。そして、それを断ることに、なぜ罪悪感を感じなければならないのか。今振り返っても、全く意味不明であった。

なんかふと思い出したので、初めてiPadで音声入力でさくっと記事書いてみた。

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