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梅の花が満開です。

こんにちは。

ふと気が付けば、2021年。

立春が過ぎ、三寒四温の日々が続きます。
気温の変化についていくのが大変です。


ここ和歌山では、紀南の梅どころでは梅の花が満開を迎えています。
先日の温かい休日で一気に花開いた感じですね。


「一目百万香り十里」の南部梅林

「一目百万香り十里」といわれる南部梅林は日本最大級の広さを誇ります。

毎年、県内外からたくさんの人が観梅ツアーとしてやってくるのですが、
今年は外出自粛の影響で、梅林、梅園は開園していません。
私も毎年足を運ぶのですが、閉園でとても残念です。

南部梅林についてはこちらのページから↓
https://www.minabe-kanko.jp/sightseeing/4714


悔しいので、天気の良い休日に、ふらりと車でドライブして梅林を見てきました。
香り十里と言われるほど、窓を開けてドライブすると、梅の甘い香りが漂うほど。
それほど南部の梅林はすごいのです。


とてもよい香りです。


梅の花の香

梅の花は、つぼみから花開く瞬間に、
とてつもなく良い香りを放ちます。

なかなか科学的にも再現できないので
香りを例えるのが難しいですが、大手企業の花王さんが梅の香りを分析したことがあるようです。

南高梅の白梅の香りの主成分は、酢酸ベンジル(ベンジルアセテート)というもののようです。多くの花の主成分として知られる成分のようですね。

他にも「ベンズアルデヒド」「オイゲノール」といった成分や
様々な微量な成分が合わさっての香りだそうです。

まだ、梅の花の香りは再現されたことがないので、
期待大ですね!!

みなべ・田辺の梅システム


梅林に行くと、園内のあちらこちらに巣箱を見かけます。

ミツバチの巣箱です。


南部の梅のほとんどは梅の実がなる南高梅がほとんど。

南高梅は受粉するために、ミツバチの力を借りるのです。

実は、みなべ町と田辺市は2015年に
「みなべ・田辺の梅システム」で世界農業遺産に認定されました。
https://www.maff.go.jp/j/nousin/kantai/giahs_1_1.html

特に、みなべ町の受領地区は急傾斜地に梅が植わり、
その周囲にはウバメガシの薪炭林も残っています。
(ウバメガシは備長炭の原料になる雑木です。)
さらに、今では珍しいニホンミツバチも育ていることもあり、
世界農業遺産を感じるには最適の場所となっています。


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↑奥みなべ受領地区の梅園


実も花もある梅


私の愛用している梅エキスは和歌山県産の南高梅が原料です。
その南高梅が6月にきちんと実をつけるには、花の時期がとても重要。


ここで、しっかり受粉しないと実がなりませんもんね。


梅の種類は、実に500種類以上にもなります。
実をつける梅、花を楽しむための梅など…。


やっぱり私は和歌山の梅が好き。


本日は、季節の梅のお話でした。




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