見出し画像

元気いっぱいです!

昨日、裁判所に行ってきました。

結論から言うと、ものすごくたのしかったです!

というか、「裁判で闘っていること自体が私を元気いっぱいにしてくれている!」と気付きました。

実は、前回裁判所に行ったときから昨日までの 55日間、私は、この本を読んでいました。

画像1

この本は、私に内部告発についての修士論文を書かせてくださった恩師、伊原亮司先生(労働社会学)の最新作です。2019年12月に発行されていたのに、私の裁判が始まった緊張で気付かずにおりました。

最近になって気付いて、急いで入手して読んでみたら、超ビックリ!!!

今の私にピッタリの本だったのです。

なぜか?

私は今から51年前の1970年に生まれましたが、なんと、その前年の1969年に、日産で働いていた方(女性)が、女性の定年退職年齢が男性より5年低く設定されているのは不当な差別であるとして会社を訴えたことが、この本に記されていたからです。その方は、なんと12年かけて、たくさんの仲間に支えられながら、勝利を勝ち取ったそうです。

私は思いました。「その方が1969年から女性労働者への差別をなくす闘いを始めてくださったおかげで、1993年に私は総合職として働き始めることができていたんだ!」と。

本当にありがたいと思いました。

この本には、肉体的な暴力をふるわれたり、徹底的に無視されたり仕事を干されたりしながらも、職場でのあらゆる形の理不尽と闘って来た方々、数多の裁判に取り組んでこられた方々の、半世紀にわたる、孤独でありながらも連携の歓びに満ちた人生が、詳しく紹介されています。

この本を読んで、「私の裁判も、大きな歴史の流れの中の小さな一部分なんだな」と実感できました。

そうしたら、「裁判が辛いな〜」とか「怖いな〜」とかの気持ちが完全に吹っ飛んで、裁判が、「パーン!」と光り輝く明るい事柄に感じられるようになりました。

明るい気持ちといえば、最近観たドラマ『グレイス&フランキー』も、私をたくさん笑わせてくれて元気付けてくれました。

画像2

女性2人が80歳近くになって人生のドン底に突き落とされるのですが、助け合いながら、起業に恋にとドンドン挑戦していって、自分だけでなく、みんなで元気になって行くお話です。

演じる俳優さんたちが実際にも皆さん80歳くらいで、実人生でもいろいろな形で闘ってこられた方々なので、ますます勇気づけられました。

画像3

81歳の大女優ジェーン・フォンダ、真っ赤なコートでキメて毎週逮捕される姿がパワフル

画像4

「ザ・ホワイトハウス」のリリー・トムリン、42年交際を続けてきた同性のパートナーと結婚


今年51歳になる私にも、これからもっと出来ることがある、と実感させてくれました。

次に裁判所に行くのは、3月中旬です。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?