インターネットに救われた話

インターネットに救われた話

遡ること数年前、私は中学最後の体育祭を休んでおばあちゃんの家でフィギュアスケートを観ていた。

今日もサボり…?
おばあちゃんはそう言いつつも叱ることもなく居心地の良い空間を提供してくれた。
この日は穏やかで静かな日だった。

私は感情がなく暗い女の子だったと思う。今時の言葉でいうと陰キャである。いじめられたこともあった。性的ないじめもあった。
なんとなくモテたけど男子に興味がなかった。ゲームが好きすぎて出席日数がギリギリだった。

そんな私は学校よりも、インターネットのあるオタ活に没頭するのである。

好きなことはブログでネト友と交流すること、スマブラをすること、漫画やアニメに没頭すること…そしてコスプレをすること。
ちょうどニコニコ全盛期と共に私もオタク真っ盛りだった。
テレビに出演しているメイドさんに憧れ、京アニのアニメを何十回も観て、ハレハレユカイのダンスを覚え、もえたんで英単語を学ぶ。
mixiのポケモンガチ勢サークルに入り、オフ会でポケモン縛りカラオケに行き、レトロゲーについて語り、レトロゲー巡りをして日本橋のカップラーメン専門店さくらでラーメンを食べ、土日はコスプレイヤー仲間と併せをする。
コスプレイヤーズアーカイブやキュアで憧れのレイヤーさんを拝んでATCのイベント被った時にはめちゃくちゃ探した。レイヤーさん撮りたくて一眼レフを買った。

インターネットのお陰で私は孤独ではなくなったのでインターネットに感謝している。

そして原点である大好きなアニメやゲーム、漫画と出会えて幸せ。
真っ暗だった私に光を与えてくれて支えてくれた全ての作品に感謝です。

思春期を過ぎた頃、二次元の美少女が大好きだった私はすーぱーそに子ちゃんと出会った。

ピンク髪でグラビアアイドル顔負けのボディスタイルで、私は猛烈に惹かれた。
ただ一言、憧れだったのである。

フィギュアを買い集め、次第にコスプレもするようになった。そに子ちゃんみたいに可愛くてスタイルも良くて性格も癒し系で…そんな女の子になりたかった。
フィギュアだけでもなくグッズ沼にもだんだんとハマっていった。そに子ちゃんはグッズが多くてオタク忙しいよ(歓喜)
コミケの公式カレンダーが欲しかったけど買いに行けなくてファンの方にいただいた時は泣くほど嬉しかった。12星座のそに子ちゃんが尊過ぎた。

20歳を過ぎてからのコスプレはほぼそに子ちゃんしかしていないので、私のコスプレ時代を知る方々はそに子のイメージだったら私は嬉しいな…

ウィッグカットに失敗して気に入らなくて何個も無駄にしたりカラコン選びに数時間もかかって衣装の準備に追われて徹夜でコスイベ参加しても何にも苦痛じゃなかったし、大阪からコミケやワンフェス、ニコニコ超会議へコスプレ参加する時のホテル代や新幹線代もがんばってご飯節約して参加した。

初めての自主制作ROM制作は、お友だちのコスプレイヤーさんに「うめちゃんも出さない?」と言ってくださり売り子兼頒布をした。
初めてコミケで頒布。50部完売してとっても嬉しかった。きっかけを作ってくださった「櫻井いちか」さんに大感謝です。

そしてコスプレ活動をして1年ほど経った日、グラビアアイドルにならないか?とスカウトされた。


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