【読書記録】冷たい豆満江を渡って 「帰国者」による「脱北」体験記
▼著者は大阪梅田生まれのコリアン。著者の脱北の記録だ。▼1960年「帰国事業」により北朝鮮に渡るも、劣悪な生活を悲観し、1997年以降脱北を試みて2度目に成功。▼北朝鮮の生活、国境を越える場面、獄中の日々の記録はむごい。明かせない事もあるのか、幾つか抜けている情報があると感じた。▼「少なくとも日本の支配を受けていたころは、いまの北朝鮮よりも食べ物の苦労はありませんでした」「食べ物のない生活は、わざとそうさせることで人々から豊かな心を奪う、残酷なやりかたなのかも」これは体験者にしか説けない分析だろう。
梁 葉津子著『冷たい豆満江を渡って 「帰国者」による「脱北」体験記(ハート出版)』
https://amzn.asia/d/8VV7Vm1
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?