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【読書記録】『朝鮮総連 』

▼著者は朝鮮大学校卒のノンフィクション作家。内容は非常にリアル。▼終戦直後に在日コリアンの生活を支えるための団体が出来た。しかし、主導権争い、或いは半島分断などの理由で総連と民団へと分裂したこと。また団体の働きが政治的なものに変化したことなどを知った。▼総連が北朝鮮政府に盲従し、政治的な色が強まる一方で、在日コリアンのための働きが蔑ろにされ、団体が会員を利用して搾取していたという史実を知り恐怖を感じた。▼19年前の本だが、朝鮮総連のことを知るという点では、内容は古びていない。価値ある本だと思う。

金 賛汀著『朝鮮総連 (新潮新書)』
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