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妖精のMOAIが眠っているうちに レター3

2020年4月23日木曜日 22:39 MOAIはルーフバルコニーで眠っている。結局、話を聞くことができなかった。

妖精といいはるMOAIについてすこしお伝えしようと思う。みんなはMOAIがどこで生まれたか知っているだろうか。妖精という要素を考えると、北欧とかイングランドあたりの花が咲きほこる地方だと想像するできるだろう。いや、MOAIだから、純粋にイースター島でしょ、とも考えられる。でも、MOAIの回答はそのどちらも違っていた。

「M、MOAIは、U、生まれてない。ず、ずっといるんだ」

「生まれなきゃ、どこから来たんだよ」

「ど、どこからも、き、きてない。ず、ず、ずっといるんだ。ム、ムショクのU,UMEBOSHI」

チッ(-_-メ)。 ということでそれ以上話は進まなかった。

それでも、MOAIは出会ってから僕に、何度も繰り返した。大切なことなんだと念をおすように。

「U,UMEBOSHI…『Don't think! Feel』。め、名作、も、燃えよドラゴン」

知ってるよ。(-.-)真面目に聞くと腹立たしい。

MOAIのことについて、僕はほとんど知らない。妖精だとも思っていない。自分が、仕事を退職して、コロナの不安にさいなまれ、精神的に少し参っているからだと思っている。ぼくのココロが作り出した妄想だろう。ただ、その僕が作り出したMOAIは、偉そうに僕に指示をだす。まるで僕が下僕であるかと思っているかのように。

たとえば僕の部屋には大量の書籍がある。それをいちいち取り出しては、くだらない質問をしてくる。あいまいに答えると、まるでくさった魚でも扱うように嫌な顔をする。

ああ、はやく平穏な日がこないだろうか。また、MOAIなんて妄想が出出てくる前に戻りたい。切に願う。神様、仏様お願いします!MOAIを消してください!!。

「われぇー、う、うみに沈めんど」

振り向くとMOAIがいた。

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( ゚Д゚)…もはや八つ墓村のスケキヨやん。妖精感どこいった!?

マル秘:妖精の生態報告2、「妖精は意外とエンタに通じてる」


ということで、エンタ通の妖精MOAIからいただいた、「本?」を読みます。もう23:03か。今日も終わるのか。

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MOAIがくれた「本」?について

       タイトル 【才能と情熱を開花させる】   

 あなたの勤め先は、あなたの「才能と情熱を開放してくれる」場所だろうか。もしそうなら、この「本」は役に立たない。あなたは目の前の仕事に熱心にうちこめばいい。ただもし、そうではないなら、「才能と情熱を制限させている」その会社はいずれ傾きかける危険がある。そしてあなた自身も「才能と情熱を制限」する側に染まっているかもしれない。

 あなたには二つの選択肢が存在する。ひとつは転職サイトに登録して自分を活かしてくれるところを探すこと。もうひとつは今の勤め先を「才能と情熱を開放させる組織」に変革するために、あなたがチャレンジするかだ。あなたがいまの勤務先へ可能性を感じるのならば、変革することへのチャレンジをしてから転職をしても遅くはない。なぜなら変革へのチャレンジなく自らの才能と情熱を開放できる勤務先を探すほうが難題であるからだ。


 ではどのようにして「才能と情熱を解放させる組織」にするのか。それこそがこの本のなかで明らかにしようとしていることである。

 特殊な才能や能力は必要がない。ただ純粋に、あなたはあなたの「ほんとうにやりたいこと/Want To」を見つけることからスタートすればいい。なぜならそれがあなた自身を、しいてはあなたにかかわることになる人たちの人生をよりよくするものだからだ。

“理解できないかもしれないが、人は皆誰かの人生に影響を与えている。誰かが欠ければ世界には穴が空く。そうだろ?”(素晴らしき哉。人生! 1946年)

「才能と情熱を制限する組織」とはなにか。あなたはいま、自分をよりよく成長させたいと考えている。だが、何を学ぶべきか明確ではない。結果、多くのことを学び続けている。

 手当たり次第に本を読み、仕事に打ちこむ。期待以上の成果をあげるかもしれないし、期待した以上の成果を出せないかもしれない。もしあなたが自分ひとりで仕事を完結するなら答えはそれほど難しくはない。自分自身を分析すればいいだけだ。成功と失敗の原因を客観視し、適度な休養を取りながら、自らを奮い立たせればいい。いずれあなたは持ち前の努力で成功を勝ち取るだろう。

 しかし、やがて自分一人だけでは成功を収められないミッションが与えられる。こうなると多くの人間が壁にぶつかり、立ち止まってしまう。いくら自分だけを励まし、努力を重ねても乗り越えられない。チームで成功させなければならないときは非常に難題だ。仲間を活かし、仲間からの信頼を得なければならない。ミッション目標が高すぎたのだとあなたは諦めるかもしれない。自分には能力がなかったのだと自己否定をおこなうかもしれない。チームそのものが私には向いていないのだと、自分の可能性を制限するレッテルを貼るかもしれない。

 ふとしたとき、あなたは周囲を見渡す。そこである現実を目にすることになる。個人成果ではパッとしなかった同僚がチームを率い、大きな成果を上げているのだ。同僚のチームメンバーは生き生きとしていて、活力を感じる。あなたは自分のチームメンバーをみる。皆が無気力にみえる。時間ばかりを気にして、仕方なく座っているという風にさえ見える。自らの力で動かず、あなたの指示を待っているメンバーだ。

 あたなは思う。なぜ、自分のメンバーはこんなにも無気力なのだと。仲間に恵まれていなかった。ああ、自分はなんて運がないのだろうと。あなたは歯がゆい思いをする。自分はこれまで成果を出し続けた優秀な人材であるはずなのに、と。

 いま、働き方は大きな転換期を迎えている。残業は規制され、良しとして指導するとパワハラだと訴えられるリスクをかかえる。これまで自分が指導してもらった方法が時代にそぐわないとして、そっぽを向かれてしまう。頭の回転が早い人ほど、人と接することへのリスクを考え、適度な距離感を保つだろう。仕事を任すのではなく、自分自身でこなすほうを選択するだろう。

 だが、結局のところそれでは成果を残すことができないという現実がある。自分だけが下からも、上からも挟まれ板ばさみとなり、ココロに偏重をきたす人もいる。なぜ自分だけがこんな目にあうのだ。誰も私を理解しない。他に私を認めてくれる場所があるはずだ、と転職サイトを検索している。そうして会社はあなたのような優秀な人材を失う。

 会社は新しい人材に同じポジションを引きつぐ。しかし結果は同じで繰り返しだ。やがてそのポジションは敬遠されるものとなり、働く社員達はこう思う。ここでは責任ある立場になってはいけない。自分の与えられた範囲の仕事をこなそう、と。

 「才能と情熱を制限」した社員が蔓延する。そうなったとき、会社は傾き始める。これが「才能と情熱を制限」した結果の未来である。会社はあなたのような成長意欲のある人材を手放すだけでなく、成長意欲そのものを潰してしまう結果を生んでいるのだ。よりよい未来をつくりたければ、「才能と情熱を解放する組織」でなければならない。

 だが、そうはいっても「自分は何をすればいいのだ」と思うだろう。キーワードは「ココロとカラダを向けてもらうこと」だ。誰に?彼ら自身にである。『人が働きたいと思うのは、自らが働きたいというふうに考えたからである』、と鉄鋼王アンドリュー・カーネギーは言葉を残した。まさにそれである。まずはあなた自身が「→」を自分に向けて、自分自身と向き合うことがもっとも重要である。

 なぜならあなたは他の誰も代わりをつとめることができない唯一の存在であるからである。自分を知ること。そして自分が向かうべき道を自らが見つけること。それが「才能と情熱を解き放つ組織」においてもっとも重要な根幹である。

 あなたがマネージャーでなくとも、経営者でなくとも、あなたが一社員であってもだ。役職ではない。年齢でもない。あるのはあなた自身である。

23:54。MOAIはどこにもいない。僕は目を閉じる。そして、息を深く吸う。ゆっくりと。しばらく息を止めて、そして吐く。心臓の鼓動がゆっくりとうちはじめる。

僕はnoteのタイプをやめる。00:00。いったい僕はどこにいるのだ。




よろしくお願いします!