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固定概念が邪魔をする。【強迫性障害】

2年くらい前だろうか。
私の心の中に「見えない恐怖」が染み付いた。



以前から私はやや潔癖で心配性でした。
当然、その自覚はありました。
無駄に心配症だったんですよね。

もし、こうなったらどうしよう…
もしかしたら…
あの人にこう思われてるかも…

なんて思うのはしょっちゅうでした。
思い込みが激しいとも言うのかもしれません。


でもある日、それがつらくなりました。
目の前が真っ暗になったような
心の中に大きな穴が空いて
そこに冷たい風が入ってくるようでした。


心が壊れたんだと、今ならそう思います。


自分の中の固定概念が頭から離れない。

考え出したら止まらない。

体が固まってしまったのかと思うほど、動けない。

あたりまえの日常が、私の手には届かないところにいってしまった気がしました。

しばらくして、口数も笑うことも減っていきました。
それからは心も体も崩れていく一方で。
 


仕事をしていましたが、心身ともに疲弊してしまい、欠勤が増えるようになった為に辞める事を決意しました。
職場環境はとても良かったし、親切な人ばかりだったから正直辞めたくはなかったです。


でも家から出られない。
ただ、家に居ても症状が落ち着くことはありません。
最初はただの気疲れだと、私は思っていました。
が、それはただの思い込みでしかなく後悔することとなります。

当時の私の症状をまとめると…

  • 常に手が汚い気がして何度も何度も手を洗う

  • 手を拭くものは常に清潔ではないと嫌。

  • 外出前の部屋の電気を消す、蛇口は閉めてあるか、鍵を閉めたか、など戸締りに時間がかかる。※またはパニックになってしまい、家から出られない。

  • 外出したとしても上記が気になってしまい、家に戻りたくなる、または外出先でも気になって頭から離れない。

  • 電車内で座れない、手すりを触れない。

  • 不特定多数の方が利用するコンビニやショッピングモールなど施設のトイレを使うのが怖い。

  • 汚い!とパニックになってしまう日は、1日に3回お風呂に入ることも。

  • 身の回りのものはアルコール入りのウェットティッシュで除菌をしないと気が済まない。

  • 料理をしていて、異物が入ったような錯覚に陥り、何度も確認する。


ほとんどの事は大抵の人はそこまで、気にしないですよね。
でも、異常なまでに何度も何度も何度も確認するんです。

そんなことを繰り返しても、安心はできなくて、頭の中は常にぐるぐる回っていました。

仕事をしていても影響はあって、
郵便物を発送する作業があったんですけど、
「自分のメモ書きや髪の毛を入れてしまったかも…」なんてありもしない恐怖に陥り、何度も何度も何度も確認していました。


もちろん、メモ書きは自分の机の上ですし、作業中に髪の毛は触りませんし、抜け落ちてしまったなら気づきます。

でも、この思考にたどり着けないんです。
何度も自分の目、手で確認したとしても、です。

多くのことを無駄に、そして繰り返し考えてしまうので、心も体も疲れてしまいます。
吐き気、胃痛、息苦しさ、倦怠感等の症状もありました。
孤独でした。
ただただ孤独でした。
誰にもわかってもらえない。
「この人おかしい、変」って思われてるかも…。
そんな思いでいっぱいでした。

もうこれは病院で診てもらうしかない。
病名があるのなら、少しは安心出来るんじゃないかと思いました。

当時私は22歳でした。

こんなことになるなんて思ってもいませんでした。
肩を震わせながら病院を探し、初めて私は心療内科を受診することを決意しました。



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こんにちは。
初めて記事を作成しております!
同じような思いをしている方、していた方に
あなたは独りじゃないよ、
と私は伝えたくて書いております。
もちろん全て実体験です!!
今のところ、かなり不穏な内容ですが😓😓
次回以降は初の心療内科受診の内容と、治療の日々について書いていこうと思います。
現在も治療中ではありますが、少しずつ元気になっていますよ。
長くなってしまったので今回はこのへんで。
また次の記事でお会いしましょう。

あなたの幸せを願っています。




#強迫性障害




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