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固定概念が邪魔をする。【強迫性障害】パート2

前回は、私に起きた症状・元々の性格などについてお話させていただきました。
まだ読んでないよって方はぜひそちらを先に読んで頂きたいです。

今回は心療内科を初めて受診した日のことについてお話していきます。
長くなると思いますし、少々重い内容を含みますが、これが実態なんだなと思ってもらえれば。

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私は初めて心療内科を受診しました。
病院に行こうって考えに至るまですごく時間がかかりました。

腹痛、吐き気、倦怠感などの体調不良もあったので内科や耳鼻科に行くこともありました。

でも一向に良くならない。
むしろ悪化していってるような、そんな気がしていました。

この頃はもう既に私の中で固定概念が生まれていました。

 身の回りのものが全て汚くて、とにかく不快。

気持ちが悪いんです。

何度洗っても、拭いても、除菌をしても、気が済まない。
それの繰り返しでした。


私は一人暮らしではなかったので、同居人に強要することもありました。

今思えば迷惑な話ですよね。

パニックに陥ってしまえばもう何をしても気が済まないし、頭の中を巡る不快感。
 「あぁ、これは心の病気かもしれない」

そして病院へ。
とても緊張していました。

まずはカウンセリングをしていただきました。
そして主な症状をチェックシート形式に記入。
その後担当医となる先生と詳しい話をする、というような感じでした。

※あくまで私が受診した際の診断形式ですので病院によっては違うかもしれません。

カウンセリングの主な内容としましては、
幼少期の家庭環境や現在の生活、私自身の性格、
また過去のトラウマなど色々話をしたと思います。
すると、
言葉にすればするほど涙が止まらない。
指先や肩が震える。
しまいには、声が震えて上手く話せない。

徐々にこんな状態になっていきました。

それでもカウンセラーの方はとても優しくて、
私の思いを全て汲み取ってくれているようでした。
心から安心しました。

それと同時に
「私の心はこんなにも疲弊していんだ」
と気づきました。

チェックシートの項目は非常に多かった気がします。

脅迫概念に関する内容だったと記憶していますが、このへんのことはあまり覚えていません。

人前で泣いてしまったことに対して少し罪悪感があったので、なんだか動揺していました。

でも心のままに、感じたこと全てを素直に解答していきました。


しばらくして、担当医となる先生とお話しました。
先生の口から出たのは、
「これは強迫性障害ですね。しかもかなり重症ですよ。相当つらかったですよね。」
という言葉でした。
その瞬間に安心したような、でも目の前が真っ暗になるような不思議な気持ちになりました。

私が欲しかったものは、同調でも慰めでもなかった。
ただ、私の心の中を知りたかったんです。
「不快感」「嫌悪感」「生きづらさ」の原因を。

「長く放置してたんじゃないですか?こんな酷くなるまで…」
そう言われて、思い返したら心当たりしか無かったです。

強迫性障害という病気は元々の性格だったり、ストレスや環境の変化により発症しやすいようです。

しかし私は元々の性格や気質だと思い込んで、放置した。
自分の心と向き合えてなかった。

すべて放置して、蔑ろにしたツケが回ってきたんだなと思います。


それからは今後の治療についてお話がありました。

私は投薬治療をすることになり、今も継続しています。

薬のことについてはあまり詳しくないのですが、
現在も症状や体調に合わせて、先生とお話しながら決めています。
体質によって合う・合わないがありますからね。

何かに怯えている間に私の心は確かに壊れていました。
心は誰にも見えないから、自分ですら見つめることは難しいから、もっと大事にしないといけなかった。
そう、思います。
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中途半端な内容になりますが、またまた長くなってしまいましたので次回に持ち越したいと思います。
受診時の内容や治療法は病院や先生によって異なる場合があると思います。
この記事では私の経験に基づき、お話しています。
次回以降は私が強迫性障害と診断されてからの悩みや日常においての葛藤をお話したいと考えています。
同じ境遇の方はもしかしたら、
「わかる〜!」「そういうことあるある!」なんて思ってもらえるかもしれません。
今後も私の実体験を記事にしていきますので、
ぜひ読みにいらして下さい。

今日も皆さんの幸せを願っています。

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