春を待っている
冬休み明けから娘が学校を休む頻度がぐんと増えた。なんなら初日も休んだし2日目も遅刻して行った。
元々登校渋りのある娘だけど最近の様子を先生も心配してくれて、話を聞いてくれる時間を作ってもらえることになった。
話し合いは妻と娘で参加した。妻によると娘が不安だとか不満をバァーっと喋り続けていたらしい。
リビングのテーブルに小さなメモ用紙が何枚か置かれていた。手にとってみるとそれは先生に話すことを娘が書いた台本だった。
「こんにちは。ふあんがあります。きいてください」から始まるそのメモには、人間関係だったり、勉強のことや自身の性格的なことなど、娘が不安に感じていることが書かれていた。
普段、学校を休んだときに理由を聞いてもはぐらかされることが多く、初めて娘が抱えているものをはっきりと感じることができた。
去年の秋頃も休むことが多く、スクールカウンセラーに相談していた。その後、状況が良くなってきたので継続していなかった。だけど、今回のことがあって急遽予約をした。
色んな人に悩みを聞いてもらって娘としてもすっきりした部分もあるんだろうけど、じゃあすぐ状況が好転するかというとそんな簡単にはいかない。その後も行っては休んでの繰り返しだった。親としてもできる限りのサポートはしているけどやっぱり最後は本人のやる気次第なんだと思う。
寒いとそれだけで朝起きるのも大変になるし体調も崩しやすい。暖かくなってくれば案外それがキッカケになって前向きな気持ちにならないかな、なんて楽観的かもしれないけど考えたりする。
ある日、何でもなかったかのように毎日学校に行くようになって、「何だったんだろうね?」なんて拍子抜けしながら妻と苦笑する日がくるといいなと思う。
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