歴史秘話ヒストリアが好きでした
「歴史秘話ヒストリア」は2009年4月1日から2021年3月17日までNHK総合テレビジョンで放送されていた歴史番組で、「その時歴史が動いた」の後継番組として歴史好きを楽しめせてくれる番組でした。
個人的には「その時歴史が動いた」は取り扱うテーマはそのタイトル通り、歴史のターニングポイントを解説する動的なものであったのに対して、「歴史秘話ヒストリア」は文化やその歴史人の人となりについてなぞって解説する静的なものであったように思います。
「歴史秘話ヒストリア」は、先述の通り歴史の主人公だけではなく、歴史の敗者にもスポットを当てて解説してくれます。
例えば、今川義元。
義元は信長に負けたイマイチパッとしない武将という印象が強いと思います。
しかし、「歴史秘話ヒストリア」では、私たちが知らなかった義元の半生や思考をなぞって解説してくれて、今までの印象を大きく変えてくれるのでした。(本当に今川義元ってすごいですよ!!いずれ記事にしたいと思います。)
「終わり悪ければ全て悪い」が言うように、歴史の評価は終点で決められることが多いです。
ですが、今川義元、北条氏政、武田勝頼等いった儚く散ったが強く、賢く、かっこいい人物達がいることも確かです。
「歴史秘話ヒストリア」は、そういった人物達にスポットを当ててやさしく解説してくれるので、より歴史を面白く見ることができます。
そして、エンディングはKalafinaさんの「storia」で締めることになりますが、この歌がこの「歴史秘話ヒストリア」が扱うテーマに恐ろしい程合っています。
懸命に生きて、そして歴史となった、歴史になれなかった者達への向けたやさしい歌は、現代を生きる私たちにもしんみりと沁みるものがあります。
2021年には「歴史秘話ヒストリア」は放送終了しましたが、視聴されていた人達にとってこの番組がもたらした歴史観への影響は大いにあると思います。
どこかで見返す機会があれば、見返してしんみりとしたいと思います。
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