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成長と私。

こんにちは。
師走ですねー。
あっというまに12月…。
クリスマス直前ですね。

このnoteは月に1度の更新を目指していたのに2ヶ月あいてしまいました。
ま、そんな事もあります。
仕方ない。人生は不測の事態の連続なんだから。

仕事は相変わらず社畜で特に12月は忙殺されていて残業の日々です。
でももう来週は仕事納め。
はやいものですね。

XのTLではクリスマス絵が流れてきたり、今年一番伸びたイラストや1年の振り返りのイラストまとめなんかがおすすめで流れてきます。

私は昨年の今頃何していたんだろうと思ってpixivに投稿した絵をみたり、ここに投稿している過去記事を読み返してみたりしました。

昨年の今頃は私が創作しているマイナージャンルに颯爽と降臨した神絵師の存在に打ち震えていました。
神絵師の描いたキャラやCPに大絶賛している人達のリプやRPで埋め尽くされたTLと日々爆速で増え続けていく神絵師のフォロワー数にショックを受けてものすごく情緒不安定になっていました。

Xやpixivで私の創作の絵や漫画を投稿しても相互さん以外からの反応や評価がほとんどもらえないことに「私の描くものが下手だからなのか」と悩んでいました。

今までそのマイナージャンルの創作で絵や漫画を描く人がいなかったため、自分の創作レベルの実力が客観視できなかったことで自分をごまかしていたように思います。

ですが神絵師がそのジャンルで創作を始めたことで繋がっていた数少ない相互さん達もその方の創作を「私の理想」だと大絶賛し、私の憧れでもあり親しくしてくれていた字書きさんまでもがその方のアカウントをフォローし、いいね、RPしていた現実。

そのマイナージャンルを知らない人達もその神絵師のXの絵や漫画で興味を持っていたこと。影響を受けてその神絵師の漫画でさらに二次創作をする人まで出てきたこと。
本当にその頃の神絵師ブームはすごかったです。
私はメンタルがボロボロになりました。

神絵師のその後についてですが、大勢のフォロワーさんに乞われて同人誌やグッズを発行した後、あっけなく他のジャンルに移っていきました。今はその神絵師さんのTLを追っていないのですが、思い出したようにマイナージャンルの絵を描いたり過去のポストをRPしたりしているみたいでした。マシュマロで「またあのジャンルを描かないのですか?」という質問には「また是非描きたいと思っています」と答えているようでした。でもきっと、もう以前のような情熱がないようなので戻ってこないだろうと思います。

そうやって神絵師が去ってもまた新たな上手い絵師が現れて…。
マイナージャンルの相互さん達はフォローしたりRPしたりしています。

憧れの字書きさんも私と繋がっている手前、そういった絵師さんへのリプやRPは控えているみたいですがフォローしたりいいねしたりされています。
ものすごく気を遣わせてしまっているのだと申し訳なく思います。

その憧れの字書きさん自身も、今は別なジャンルにハマっていてそちらに熱をあげているので、マイナージャンルの創作の更新は止まっています。
私がその字書きさんの作品のファンアートを描いたりすると浮上していいねとリプで喜んでくださったり数週間に一度DMをくださったりします。

嬉しいけれど、あきらかに今はそのジャンルへの熱、私の創作に対しても…、冷めているんだろうなと感じます。

私は今年3月あたりから絵の基礎練習を始めて、プロのクリエイターさんから添削を受けたり、オンラインの講座を受講してみたりしました。今年は自分の創作に数万円を投資していました。技法書代、受講料など。

なかなかすぐには描けるようになりませんし目を見張るほど上手くなるわけでありません。
Xやpixivでのフォローや反応も特に伸びたりしませんでした。

Xでは数名の相互さんと仲良くしていてリプしあったり楽しく交流しています。
なので、Xで描いたものを上げると必ず反応をもらえます。
それは純粋な作品としての評価ではなく、私という人間を認めてくれているからこその応援のようないいねやリプなのだと思っています。

以前は交流での評価(数字)なんか必要ない、純粋に創作作品で評価してほしい、と内心はかたくなに反発していましたが、そういうものじゃないんですよね。
私のことを好意的に思ってくれているから、私が描いたものに対しても好意的に見てくれて「頑張って描いたんだな」といいねやRPしてくれたり、私がその方の創作に感想を述べたりいいねやRPをすることで好意の返報性でお互いに楽しく創作できているのですよね。

そもそもイラストは正しい価値基準があるわけではない。
好きか嫌いかで上手い下手も違ってきたりします。
1枚絵は配色や塗りの魅せ方でも違ってきますし、漫画だと絵がそこまで上手くなくても内容が面白ければその絵柄もキャラも好き!ってなるわけで。

デッサンが正しくないから魅力がない絵、というのは成り立たず、
人体構造がおかしくても絵から伝わるものがあれば見た人はそこに共感したり感動したりする。それがいいね、RP、フォローするという評価に繋がっていくのでしょう。

私の絵はきっとそういうものがひととおり足りないのだと思います。

私は常々考えることがあって「心をこめたもの」と「他人に感動を与えるもの」というのはある程度の技術が必要だと思っているんです。
例えば歌。
全然知らない人が歌った歌で感動するか。
その人が一生懸命心をこめて歌ったとして、音程もテンポも外れていたらそっちに気がとられて感動するどころじゃないかもしれません。

その人が泣きながら歌ったとして、もらい泣きしてもそれは歌に感動したからではないばずです。

メロディーと歌詞がその人の歌声で伝わってきて、その歌に感情がともり、聴いている自分の心に浸透して共感した時に感動するのだと思うのです。
そこには一生懸命心を込めて歌う、以上に技術が必要になります。
技術とは、健康管理、身体づくり、日々の発声練習、喉の調子を整えること、そういった事の積み重ね。それ以外にもいろいろと鍛える方法があるのだと思います。

これは歌だけじゃなくて、スポーツでも書道でもなんでもそうだと思います。

絵描きもそうで、毎日の練習、積み重ね、試行錯誤、そういうものを何年もやってきて、見る人に何かが伝わる絵や漫画を描けるようになると思うのです。天才肌の方を覗いて。

私はその技術が足りないのだと思いました。
「一生懸命描いたから見て!!」と描いた絵をpixivやXに上げても人目を引かなければ存在すら認知されないわけです。

まぁこれは私の偏見かもしれませんが。

先日プレバトを見ていてハッとしたのですが、色鉛筆のコーナーでものすごく上手く描かれた絵を見て、こんなに上手く描けていたら絶対に昇段するだろうなと思っていたのですけど結果は現状維持でした。先生の評価は「表現が足りない」とのことでたしかにパッと見た時に私もその点は気になったけど、それよりも全体的に丁寧に描きこまれていて上手いからこれくらい…と思うような事でした。

もう一人の参加者で降格になった人がいましたが、その方の絵も上手かった。充分上手いのに描き方がわからずに誤魔化して描いた部分を見抜かれて指摘されていて、妥協したらダメなんだなと私自身も気が引き締まりました。
1枚に30時間かけて描いたとかすごすぎる…。

久しぶりにプレバトを観ましたけど、水彩画や色鉛筆の参加者のみなさん上手すぎですね。レベルが相当高いですね。
特待生とか名人だから…ではなくて、芸能活動が本業で絵描きじゃないのにそれでもあれだけの絵を描けるっていうのが本当にすごいなって。
観察力が鋭いのだろうと思いました。

私の描く絵はこの1年で成長したのだろうか。
このまま基礎練習してどのくらい成長するのだろう。

今まで見よう見まねで描いてきて、私は絵が上手いと思い込んでいた自信はどこから沸いていたのだろうか。
何も考えずにただ描きたいから描く、という気持ちだけで創作していた頃には戻れない。

私の描いた作品が全然評価されなくておかしいなんて、自分の実力が客観的に判断できず上手さに奢っていた。

学生時代にはまわりに絵を描ける人すらほとんどいなくて、そういう中で「私は絵が上手い」と思っていて、ネットで私より上手い人もたくさんいたしプロの漫画家やイラストレーターの絵を見ても「あの人たちはプロだから上手くて当然」だと自分とは別な世界の人だと切り離して考えていたところに私自身の考えの浅はかさを思い知りました。

SNSではプロとアマチュアが混在していて、プロ以上に上手いアマチュアでもあふれている。
自然と見る人の目も肥えてくるので絵が描けるレベルでは見向きもされなくなっている。
絵の上手さや魅力だけでは見てもらえないため自己プロデュース力が必須になり、SNSで知名度を上げないと見てもらえない。

そんな現状で私の描いた絵など見る価値すらないくらい下手なのだ。
自分の下手さを自覚して受け入れることがこんなに難しいなんて思わなかった。
正直いうと自覚はできていないと思います。
今だってそこまで下手じゃないのでは…と描いた絵を見ると思ってしまう。
だけど、誰からもいいねもブクマもされないじゃないか、それが現実なんだよ、と自分に言い聞かせて美術解剖やデッサン練習をしています。

TLでは上手い人のデッサン練習の絵が流れてきます。
こんなに時間をかけて努力している人達がたくさんいることにすごいと思います。
こんなに練習できる時間が欲しいとも思って羨んだりもします。

先日プロのクリエイターさんに絵を添削してもらえる機会がありました。
アドバイスや添削をしてもらえてとても良かったのですが、ふと思った事があります。

私の絵はそもそもちゃんと描けているのだろうか。
第三者からみてどういう風に映っているのだろうか。

自分の目が機能していないことが怖い。
ひたすら描くしかないってわかっちゃいるけど。

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