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日本の実写について

だいぶ、騒がれていた時からは過ぎたけど推しの子実写が全然役と合っていないって炎上して私は改めて日本の実写について思うことがある。
まず、セクシー田中さん騒動でもあったけど原作と原作者を大事にしない傾向が日本にはあるように思う。ドラマにしても映画にしてもとにかく、視聴率とお金を稼げればそれでいいという下心を本当に見ていて感じることが多々ある。もちろん徹底的に原作に寄せて、クオリティの高い作品もあるけど、日本の実写化のほとんどはそうではないように思う。

まず、視聴率と集客をするためにそこら辺のアイドルを主演に抜擢。全く原作と似ても似つかないアイドルを、何故か毎度主演に抜擢する。もちろんそこら辺のアイドルだから、演技も棒だし酷い出来上がりまでが一連の流れ。映像研もおそ松さんも、本当に酷かった。。本業の俳優が、主演を務めることもあるがその場合も、演技はまだ見れるにしろ、原作をねじ曲げられていたり、普通に似ていないこともある。約束のネバーランドも酷かった。唯一実写化で上手く言ったなと感じたのは、帝一の國と銀魂くらいだ。ゴールデンカムイも絶賛されていたが、確かに山田杏奈は良かったが、海外にもファンがいる作品だし、明らかに主役は山﨑賢人ではない。
一通り日本の実写の酷評をしてきたが、その根底にあるのは、人気の原作を実写化することで話題作りと踏み台にしていると感じる。似ていない愛のない実写化が、これだけ作られる背景にはもう日本ではオリジナルでドラマも映画も面白い脚本を作れる人材がいないのが分かる。最近だとオリジナル作品は是枝監督やゴジラの山崎監督、アニメだとスタジオジブリ、新海誠作品が頑張ってはいるしその他福田村だったり何とか海外にくらいつこうと映画に関しては頑張っているのを感じる。ただ、まだこの傾向は無くならないしそれをバレたくがないあまり実写化をやりまくって脚本家が出しゃばる。セクシー田中さんはこれが、全てだ。海外では、実写化するにあたって原作と原作者をかなり大事にするように見える。
ハリーポッターがいい例だが、大規模なオーディションを行って原作者も参加するぐらい原作者の意見は大事になっている。日本では、許可だけもらえばあとはこっちでやる原作者は口を出すなというように感じる。つまり、原作も原作者もはなから大事にするつもりはなくとりあえず作品を実写化して視聴率なり利益をもらえれば良いという考えなんだと思う。俳優にいたっては、とりあえず人気作の主演になることで自分の名前が売れて知れ渡るし踏み台程度にしか、思っていないのだろう。。もう、日本では良い実写化を生み出せる希望はないように思う。もちろん決めるのは原作者たちだが、大事な作品の実写化を安易に許可してはいけないように思う。どうか、報われる原作者と原作があれば良いと思う。

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