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私軸で見る、留学と海外駐在の違い

若い時って、海外出ると日本人避けたい
って思っていました。
留学の典型的な失敗例って、日本人で
つるんで英語話せませーん!だと
頑なに信じてました。

だから留学中は、同じ大学から留学してた
子とだけはお互い助け合い励まし合いして
やってたけど、それ以外の日本人とは
特につるまず、また彼女も私も自分の
友達やグループが出来たら必要以上に
干渉し合わず、でもたまに連絡しながら、
ガス抜きして過ごした記憶があります。
アジア系もだいたい英語下手だから、
(シンガポールやマレーシアは別ですが)
欧米系に混ざろう混ざろうとしてました。

あまりにも日本語話さなさ過ぎて、
大学の図書館の外国文学コーナーに
あった日本の小説とかを、空き時間があれば
今思えばすごい集中力で読んだりしてました。
村上春樹がたくさんおいてありました。
でも借りて自分の部屋でこもって読むのは
機会を無駄にしている感じがして、図書館
で読んでました。そしたら誰かが
見つけてくれて、コーヒーブレークに
誘ってくれたりするし。

トップの写真は留学してたNZの大学の図書館!
一階のカフェのフラットホワイトと
マフィンが美味しかったー!

後はプールでたくさん泳いでました。
総合大学だったので、本当いろんな専門
の学生がいて、私のプール仲間は体育学
を専門としているベルギー人の女の子でした
体動かすのが大好きー!って感じの子でした
今はチリで体育関連の団体で働いてます。

でも言語のストレスをあまり感じなく
なったあたりから、図書館での日本語読書
も、プールでのガン泳ぎの習慣も、ぱたりと
消えました。これらの習慣は、言葉によって
溜まっていた、私のストレス発散方法
だったんだ、って、やらなくなって
初めて気がつきました。
金曜日や土曜日の夜、クラブやパーティに
行くのもすっかり楽しくなりました!
それまでは誘われたら、よし、修行だ、
と思って行ってたから、、、笑

アラフォーになり、人生2度目の海外生活は、
日本人がいるなら、どんどん仲良く
なろうじゃないか!と言う気持ちです。
避けたい気持ちがゼロです。
むしろ繋がりたい!

二十歳そこそこの自分と、四十手前の自分、
物の見方も価値観も、そりゃ変わりますね。
でも二十歳そこそこの私が、日本人と
つるまないぞ、と言う気持ちで過ごした
日々は正しくて、それがあったから今がある。

今は、フランスにいる日本人の方と
繋がりたい。どう言う背景でフランスに
いるんだろう?きっと面白い話が
たくさんあるんだろうなー!
知り合うことで新たな世界が広がりそう!
だから、シャイにならず、グイグイ行こうと
思います。笑。日本人だけじゃなくても、
気になる人にはグイグイ行きますよー!笑

海外での情報へのアクセスも、約20年前
とは比べ物にならないほど飛躍しましたよね。
繋がりたい人との繋がり方も変わったし。
今はフランスにいてもネットで日本のニュース
毎日読めるけど、当時はネットでニュース読む
とか全然主流じゃ無かった。
Kindleで日本の書籍ダウンロードも出来ないし。

そう言えば今は、そんなに海外に住んでるなー
って実感も薄いです。違和感がないと言うか。
まー、日本でもずっとフランス人と暮らして
いたし、フランスにも何回も来てるからかな、
その後、私もかなりいろんな国に行ってるし、
いろんな国の人と仕事してるからかな?

それだけじゃなく、やはり世界はネットにより
狭くなっていることも関係してますね。

驚きや困惑、祖国を離れている寂しさが薄い
ような気がするのです。
たとえ物理的行き来が簡単ではなくても。

世界が狭いって、いいことだけではないはず。

今自分が若者で、初めて海外で生活すると
なると、ツールや情報が豊富なだけに、
もっと上手く立ち回れるのだろうか?
もっといろんなことを経験出来るのだろうか?
多分そんなことは無いと思います。
ツールが豊富になったって、一番重要なのは
自分のマインドであり、どう言うポリシー
を持って海外で過ごすかにかかっている。
コンフォートゾーンからどう出るか。

留学時代の驚きや、困惑はそのまま自分の学び
だったし、寂しさもまた学びだったと思います。
ぽーんと海外に放り出されること自体が学び
だった。

今は、自分がある程度出来上がった大人だと
言うのもあるし、世界が狭くなっているから
意識的にこれを学ぼう、これを吸収しよう、
と思わないと、フランスの毎日は短調な日常
になってしまいそうな気がしてます。
それはそれで素敵なことかもしれませんが。

海外駐在の話は?仕事は?、、、

会社の人に怒られるかもしれないけど、16年も同じ会社にいたら、日本でもフランスでも、あまり変わらない、、、もっとチャレンジせよ、攻めよ、と言われちゃうかな、、、、


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