見出し画像

京都予定なしで一泊二日

noteで最近観た映画について綴っていたら、ある美容師さんに会って話したくなった。文章をあれこれ並べる前に会って話したい。
そんな感じで京都行きが前日の夜、決まった。行くまではあれこれ決まらなかった。けど、もうそろそろ切らないとやばい…週末にはクライアントさんとの対面での打ち合わせも控えている。オンラインではなんとかごまかせても、対面ではそうもいかない。マスクしてあまり見られないかもしれないけど、だからこそ一瞬に入ってくる、キチンとした印象をつくっておきたい。来週はまたカフェでのバイトもある。

私の美容師さんは、京都だ。
住んでいる福井にもそれなりに腕のいい人はいるが、この人にはかなわないかなと思っている。
なによりもまず、腕がいい。私がこれまで見てきたなかでたぶんいちばんくらいに気にいるスタイルに切ってくれる。
カット料金は5,000円と、多分私が知っている中ではいちばん高いかもしれないが、いや、交通費も含めて掛かるものの、なんかそれが無駄遣いしている感じがしない。
そこまで行く交通費も含めて、楽しめてしまう。
京都に行く理由を作ってくれる、とさえ思ってしまう。

京都には快速電車を一つ乗り継いで3時間ほどかかる。最近iPhoneに入れたRPGゲーム、FF7をやる分にはちょうどいい。まだクリアできていないので、進められる。パソコンは持ってきているが、電車の中でやると酔うのでやらない。

車窓の景色は毎回最高だ。
今条〜敦賀〜新疋田〜そして琵琶湖周辺の景色を見ながら、ゲーム。
朝8時過ぎに出た電車は、敦賀で20分ほど待ってトイレ休憩しつつ、11時前には着いた。
やっぱり何度来ても楽しい気がする。駅のホームを歩いて地下鉄へ。
美容室は烏丸線、丸太町駅なので、京都駅から乗り継ぎなしで行ける。丸太町駅や周辺の雰囲気も好きだ。
予定よりちょっと早く着いたので、昼でも食べようかとラーメン屋さんに行く。

丸太町駅すぐの交差点に面したラーメン屋さん。
おいしいかどうかわからない。お店の雰囲気も合うかどうかわからないが、最近はチャレンジできるようになってきた…気がする。

味はまぁ、普通だった。
最近、おいしいラーメンをどんどん知ってしまっているので、舌が肥えてきてしまっている。

それでも時間があったので電話を掛けてみて、ちょっと早めに行くことにした。
御目当ての美容室、STELLA…の建物の前に来ると、どうやら今は開いてないけど、おいしそうなスイーツとカフェのお店がある。今度からはここで時間を過ごしてもいいな。

にしても、この辺り、なんか好きだな。

ステラの下のカフェではないが、まだ開店してないカフェがあり、この充電中、いいなと思った。

髪の毛を切ってもらった。今回もいい感じに切ってもらった。

泊まったホテル内で撮る

ステラに行く前に決めた。今日はもう、京都に泊まろう。
やっぱりパソコンと荷物とを背負って歩いていると疲れる…。いつものサイトで調べると2500円程度で、ホテルの個室があった。今はゲストハウスやりもホテルの個室の方が安い、こともある。一体どうなっているかわからないが、消費者にはありがたすぎる。

カットを終えてホテルのチェックインまで時間がある…どうしようかなと思ったとき、美容室の近くのカフェで時間を過ごすことにした。

KURASU coffee夷川店。プラス200円でアイスを付けられるというのでオーダーした。次の日の朝飲むコーヒーも買って。

店には外国の方もいた。割と欧米人多いなという印象がある。オーナーがオーストラリア在住経験があるからだろうか。にしても、クラスは居心地がいいのだけど、早々に疲れて、ホテルでゆっくりしたくなってきた。

ホテルは七条で取った。明日の朝、京都駅の電車に乗るとすると、歩いても行ける場所がいい。
朝から混み合った電車に乗ったり、迷ったりするのは嫌だ。万が一バスにも乗れるだろう…そんなことを考えて安くて京都駅にも行ける場所を選んだ。

ホテルのロビー

外国人向けにつくられたのだろう…京都の安くて最近できたホテルに泊まると、そんなことを感じる。
安いからといって、クォリティが悪いことはなく、むしろ十分くらいにいい。

これだけあれば十分だ。コンパクトなくらいの方がちょうどいい。

京都に来るまでは、ここ行こう、あそこ行こうなんてことを思っていたというのに、すっかり疲れて7時くらいまで、ホテルのベッドの上でダラダラしていた。パソコンを開くものの、結局そんなに長いこと見られなかった。無理である。
なぜか京都まで来て、ホテルのベッドでFF7やって、窓から街ゆく人を眺めている。こんな過ごし方もアリかもしれないと思った。

FF7のストーリーは大詰めを迎えている。もうクリアまでしてしまいたい。攻略サイトを見ながら進めていく。
で、ときには地下鉄の駅の本屋で買った京都トレイルの本を眺めては行きたいなと思う。またクラスで買った京都のサイクリングマップを広げて行きたいなとかも思う。
行くでもなく、行きたいなとホテルでゆっくり眺めている時間だってまぁ楽しいではないか。

そろそろ疲れが取れてきて、夜ご飯でも食べに行こうかと思ったら7時だった。
そうだ、ここはあのクラフトビールが飲めるお店の近くだ。
高瀬川沿いに歩いて、3分。
京都ビアラボがあった。

そこまでお腹空いているわけではない。とりあえず、ビールとおつまみ食べてから決めよう。

ビールは最高だった。
飲みやすいと書いてあったものを頼み、ハーブソーセージもおつまみに。両方最高。

先に来ていた外国人と日本人のカップルが外で川を見ながら飲む姿に大層憧れた。私も京都にいる友達ときたかったなとか、声掛けたかったなとかいろいろ考えつつ、その人たちと一緒に飲んでいる風でひとり楽しんだ。半分を飲んだくらいでいい感じに酔いが回ってきて、最高だった。
ビールがおいしいと思ったのはいつぶりだろうか。
それこそ京都の友人と飲んだときか。

ビールがおいしいせいで、フライドポテトも追加でオーダーした。これまたおいしい。

そして緑最高である。

以前、京都のシェアハウスに住み始めたという人のnote記事にも出てきたこのお店。
いいな、こんなにおいしいビールが下で飲めて川沿いに住んでいるって最高だな、なんて自転車でその京都ビアラボの上階に住む人が帰ってきている姿を見て思った。
しかも梅湯、も近い。

梅湯に行くことは考えていなかったものの、ホテルにいったん戻って、やっぱり行くことにした。ホテルの風呂に入るときにと近くのコンビニで入浴剤を買ったのだが、これはいつでもいい、が梅湯は今日だから行ける、と思った。チャンスは大事にする。

ホテルからは歩いて5分。京都ビアラボからさらに高瀬川沿いに北へ。

ずっと気になっていた梅湯へ。
梅湯について、そんなに知っていたわけではないが、知る人ぞ知る感じが興味を湧き立たせて、なんとなく調べるうちになんか行ってみたい場所の一つになっていた。

梅湯は、コンビニでクレンジングを買わなくても大丈夫なくらい、アメニティが揃っていた。クレンジングシートだけでは落としきれなかったメイクを、3滴くらいオイルを借りて落とす。

湯船に浸かって何やら読んでいる人がいた。
梅湯新聞なるものがある📰
私はこういうお店が独自に発行するマガジン、好きである。京都ビアラボにもあった。
なんか温かみを感じるよね。メルマガよりも紙だね、紙。

上がると、梅湯マガジンと定番の牛乳を買って飲みながら読んだ。

手書きで京都のオススメスポットなんかがいろいろ書いてある。こういうのっていいよね。ホテルでもゆっくり読みたくなる。
ホテルでゆっくり読みたいのが先ほどと合わさっていろいろある。ホテルに帰ることにした。こういう京都ステイもアリかもしれない。

あれこれ行こうかと思いつつ、ホテル周辺で飲み、風呂に入って、次京都ここ行きたいなと思う、そんなんもアリかも。
ていうか、梅湯と京都ビアラボ行けただけで、もう最高だね。

そういえば、七条は、ヨドバシカメラも近くて、ユニクロなんかもあり、諸々入っているので便利。久々の都会に疲れたなと思っても、途中コンビニに入って水分補給すれば、多少回復できる。何かとお金使っていたけれど、こういうのも都会っぽいなとも思った。

夜、意外にうるさくなく、静かでよく寝れた。
朝、なぜか向かいのセブンイレブン行ってハーゲンダッツ食べたくなる。
昨日買ったクラスコーヒーと抹茶味とを食べると、これまた最高にうまい。
これは旅に来てるからおいしいのか何なのか。
まぁでもさすがに朝ごはん食べようと思い、京都駅であまり時間なかったけど、ラッキーなことに最近駅構内にできた、ルプチメックで買う。やはりじゃがいもパン、最高である。

どうしてもコーヒーとともに食べたかったラムレーズンとアンバターのサンドは福井着いてから、えちてつの駅で食べる。
うーん、京都ってクォリティ高いね…。ルプチメックは駅構内に出したりと経営変わってから味落ちたという話も聞いたけど、元々のクォリティが高いから、おいしいのはまぁ間違いない。どうせ京都は、まずかったらまた入れ替わり立ち替わりで循環していくのだろう。都会は時の流れが早いけれど、停滞することはない。
なんてことをパンを食いながら勝手に思う。

うーん、京都に住むっていいな、こういう街の流れを感じながら暮らすっていいな、なんてことを思いつつ、今の暮らしもまた好きなのかもしれないと、猫を撫でながら思う。


紹介した美容室
STELLA…さん

誰にも教えたくないけど、いい美容師さんです。

気になった方はInstagramをチェックしてみてください。

この記事が参加している募集

夏の思い出

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?