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帝王切開のこと

長女は経腟分娩、次女は帝王切開での出産でした。
4人に1人は帝王切開という統計がありますが、私の周りに帝王切開を経験した方があまりおらず…ドキドキモヤモヤした気持ちがありました。
もしかしたらどなたかの参考にもなるかもと思い、忘れないうちにこの体験を綴っておきます。

出産方法について

1人目出産後、私の身体に出産の際にリスクがあるかもというものがたまたま見つかりました。
ただ、そこまで大きいリスクではないので、経腟分娩にするか、帝王切開にするか、どちらのリスクも知ったうえで自分で判断してもよいと医師からは言われていました。

ただ、その話が妊娠32週のときに一転し、うちのA病院では受け入れられない、この地域で一番大きなB病院に転院してくださいと告げられます。
気持ちの整理がつかないまま、B病院に転院します。
B病院のリスク部分の専門医からは経腟分娩を妨げるほどの症状ではないと言われたものの、産婦人科医の判断で計画帝王切開となりました。

自分の中の戸惑い

もしかすると次の出産は帝王切開になるかもしれないと理解してはいたものの、実際に「帝王切開しか選べません」と医師から告げられたときは、自分の中に「産めるなら経腟分娩で産みたかったな」という思いがあることが分かりました。
母も子も無事であればそれに越したことはない
それは分かってる、分かっているのですが、やはりこの子が出てきたいタイミングで出てこれたらよかったなという思いがありました。

出産当日

麻酔が終わると、10分くらいで次女が誕生しました。あっという間の出来事でした。
最初に自分から出てきた言葉は「小さくてかわいい~」
長女が予定日の次の日の出産で3,500gの大きめの子だったため、お腹からでてきた次女が小さいな、もう少しお腹にいられたら大きく産まれてきたかなという思いがあったと思います。

その思いがようやく吹っ切れたのは、出産後に夫の顔を見たとき。
「よかった、子どもも私も無事で本当によかった」と心から思いました。

帝王切開を経験するまでは、「経腟分娩だって帝王切開だって立派なお産」と思っていましたが、キレイゴトではない自分の気持ちに気がつきました。
今は、どんなお産も母子ともに命がけで危険と隣り合わせ、でもいろんな奇跡が重なった素晴らしいことと心から思います。

これから帝王切開をする方へ

まずはご自身の回復を第一に、特に入院中は助産師さんに頼ってもよいと思います。
痛いときには痛み止めを使って、痛みで動けない、痛みで気持ちがへこむというのをカバーしてもよいと思います。
痛みを薬で押さえてでも自分が前向きに子育てに取り組めるのが一番大事◎
逆に痛くないときには痛み止めを使わないのも大切だなと思いました。
また、どこが傷んでいるのか、後陣痛なのか、傷の痛みなのか、それとも内側の痛みなのか、自分の身体をよく観察してみると、医師に状況を伝えやすくなりました。

気持ちの面では、少しずつ気持ちの整理がついてくるはず。
もしもやもやした気持ちがあれば、自分だけで抱え込まず、周りの信頼できる人に話をして、自分の気持ちを認識して、その気持ちを大事にしていただければなと思います。

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