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【b→dash #02 】間違いだらけのツール選定、押さえておきたい3つのポイント

b→dashの導入・運用に対してお悩みをお持ちの マーケターの方・その上司の方に向け、全12回に渡り解決のヒントをお伝えしていきます。

累計50社以上のb→dashプロジェクトを支援。クライアントは、金融・不動産・アパレル・食品・スポーツ球団・化粧品・人材・店舗ビジネスなど業界業種を問わず、企業規模も創業まもないベンチャー企業から大手上場企業まで幅広く担当。多種多様な観点からの助言や、豊富な経験をもとに先回りした提案を強みに、b→dash初心者がつまずきがちなポイントを強力にサポートしています。

執筆者:umbrElla編集長

第2回は、CDP・MA*の導入すること自体は決まったが、どのツールを選んだらいいのか迷っている方に向け『間違いだらけのツール選定 押さえておきたい3つのポイント』をテーマにお届けします。ぜひ最後までご覧ください。
*CDP:カスタマー・データ・プラットフォーム。複数のシステムから取得され統合された永続的な顧客データベース
*MA:マーケティングオートメーション。収益向上と業務の省力化を目的として、マーケティング活動を自動化・効率化するための方法論・技術・ツールなど


前書き

CDP・MAツールの選定時に押さえておきたいポイントを解説するにあたり、大前提のお話しをさせていただきます。これは新規導入(今までそういったツールは全く利用していなかったが、今後新しく導入することを検討している場合)・リプレイス(別のツールをこれまで使っていたが、何らかの理由により別のツールへの切り替えを検討している場合)を問いません。

何かというと、「やりたいことができること=課題が解決できること(できそうであること)」です。当たり前と言えば当たり前の話ですよね。しかし、これが意外とできていないケースを私はこれまでいくつも目にしてきました。ツールを入れてみたけど「できないじゃん!」というケースです。
大規模なプロジェクトになれば、RFP*を作成し、各ベンダー*から提案をもらって比較検討することになります。
*RFP(Request for Proposal:提案依頼書):企業が情報システムの導入や業務委託を行うにあたって、発注先を選定するために、候補となるシステム開発会社に具体的な提案を依頼する文書です。 システムの目的や概要、要件や制約条件などが記述されています
*ベンダー:販売業者と​いう​意味で、​消費者に​対して​販売を​行っている​会社の​ことで、本記事においてはツール提供会社を意味します

ここで2つ問題が生じます。1つ目は、発注側の問題です。自分たちがやりたいことを正確に言語化、要件定義できていない場合は要注意です。RFPが曖昧ないし誤っていれば、それに対する提案が的外れになるのは目に見えています。一方で2つ目は、提案側の問題です。どのベンダーも、大規模プロジェクトを受注したくて必死です。そして、故意的・故意的じゃないにせよ、できもしないことを「できます・やります」と言ってしまうのが常です。※故意的じゃない場合というのはどういうことかというと、担当者のスキルが低かったり経験が浅かったりして、「できる(だろう)」と誤認、思い込みをしてしまうパターンです。

こういった大前提は踏まえつつ、CDP・MAツール選定時に押さえておきたいポイントを見ていきましょう。

ツール選定時に押さえておきたいポイントとは?①

まずは定説を覆す(くつがえす)ようで恐縮ですが、『スモールスタートしてしまうこと』がツール選定における失敗あるあるです。どういうことか。基本的に、スタートアップやベンチャー企業の起業においては、「小さなことから始めよ」というのが定石(じょうせき)となっています。「在庫をなるべく持つな!」というのもそのいい例です。

しかし、このスモールスタートというのは、あるモノとセットで考えなければなりません。それは『拡張性(かくちょうせい)』です。

私がこれまで携わってきたプロジェクトにおいて「まずは無料で使えるMAツールから始めよう」という声を度々耳にしてきました。確かに、冒頭お伝えしましたように、多額の費用と長期的な年月を投じて導入したCDP・MAが万が一にも使い物にならないモノだった場合、その損失は計り(はかり)知れません。では、無料ツールで始めることにデメリットはないのでしょうか?

デメリットはあります。それは、「スモール過ぎるスモールスタート」をしてしまうと、事業やマーケティングチームの成長にツールが追いつかず、再度ツールの選定・再導入が必要になってしまうことがあるということです。

従って、必要最低限の機能を持ったツールからスモールスタートするのは構わないのですが、将来的な「あるべき姿」から逆算した時に適切な拡張性を有しているツールなのかどうかは、ツール選定における大事なポイントの1つです。※ここで言う「拡張性」とは、細かい話で言えば、ストレージの容量であったり、月間にメール配信可能なアドレスの上限値や1時間あたりに配信可能な配信スピードの上限であったり、やりたいこと・データ・ユーザー数の増加(変化)に対し、ツールや利用プランを変えずに応えられるか、ということです。

ツール選定時に押さえておきたいポイントとは?②

ツール選定時に押さえておきたいポイントとは?③

記事の続きは、非エンジニアのためのテクノロジー活用メディア『umbrElla』でご覧ください。
もし少しでも自社のマーケティング組織が当てはまっているな...と感じてしまった方は、ぜひumbrEllaに一度お悩みをぶつけてみてください。きっと何かのお役に立てるかと思います。

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