わたしについて①

こんにちは。ゆるです。

みなさんは、大きな病気や怪我をしたとき、どのように思いますか?

わたしはうつ病ですが、約1年半前にうつ病と診断されたとき、正直、安心しました。
なぜかというと、「頑張れないのは、涙が止まらないのは、自分が甘えているからではないのだ」と証明してもらえたと感じたからです。

わたしは子供の頃から、いわゆる「良い子」でした。
先生や親に認めてもらえるように、家庭学習をし、勉強を頑張り、部活動を頑張り、委員会を頑張り、、。また、いじめられるのが怖くて他人の顔色をうかがい、空気を読み、人には優しくするよう心がけ、常にニコニコ笑顔でいるようにしていました。(いじめに関しては、今後書いていこうと思います。)
もちろん子供ですから怒られることも多々ありました。しかし、今考えると、怒られることに対してひどく怯えていたと思います。

そんな子供がリハビリ関係の大学生になりました。
人と関わることは好きでした。人の役に立ちたいと思っていました。

ですが、わたしは「手の抜き方」「上手なサボり方」を知らなかったのです。誰も教えてくれなかった。
わたしはもともと頭が良くなく、要領も悪かったので、何事にも一生懸命努力してきて、それでようやく周りと並べられる、それが良いことだと思っていました。
そのような人間が、大学4年の実習で、頑張るだけではどうにもならないことがあることを知りました。
頑張っても頑張っても成果がでない。褒められない。何もできない。みんなと同じように上手くできない。
睡眠時間を削り、予習復習をし、失敗しないように上手くできるように、毎日色々なところに気を遣って生きていました。
すると、4年生の4月末にはわたしの中のなにかが崩れはじめました。とにかく涙が止まらない。つらい。生きている意味って何だろう、と考える日々。
それでも実習に行かなければ卒業はできない。
実習の合間で卒論を書かなければ卒業はできない。
だんだん食欲がなくなり、眠れなくなり、それでも頑張らなければいけない。みんなも頑張っているんだ。

そうして4年生の7月末には、ボロ雑巾のようになっていました。涙が止まらないのはもちろん、ご飯が食べられない。着る服が選べない。お弁当と水筒をカバンに入れる方法がわからない。
頭の中には「申し訳ない」という言葉しかありませんでした。親や実習先に迷惑をかけて申し訳ない、何もできなくて申し訳ない、生きていて申し訳ない。希死念慮さんも頭の中にいらっしゃっている。

そのような状況になりようやく大学の先生に相談。
大学にいるDr.に話をし、心療内科に通いながら実習をどうにか続けて卒業するか、入院して留年するか。その2択でした。
担任の先生と副担任の先生はわたしの性格を理解していてくれていたので、留年するとうつ病は治らないと判断しました。わたしもそう思いました。

そして8月、心療内科に行き、うつ病と診断を受けたのです。そして周りの人の理解により、休みながら、なんとか実習を終えることができたのです。

長々と話をしてしまいましたが、うつ病の方々は、皆さん本当に頑張ってきた人たちだと思います。わたし自身も、よく頑張ったなと思います。

うつ病の皆さん、今までよく頑張ってきましたね。本当に、よく頑張ってきましたね。
生きていてくれて、本当にありがとうございます。
これからは、頑張りすぎず、これまでの自分を褒めて、ゆるりと生きていきましょうね。

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