「森のくまさん」替え歌のパーマ大佐はアーチスト_20170122東海S

お笑い芸人のパーマ大佐が 「森のくまさん」の替え歌でユニバーサルミュージックよりメジャーデビューしたが、原曲「森のくまさん」を日本語訳詞した作詞家より著作権侵害を主張された。

これについて、替え歌の第一人者嘉門達夫さんは、原作者側から「No」の回答を受けていたにもかかわらず発売したのが問題だったと語っている。

嘉門さんは発売前にすべての替え歌に伺いを立てていて、「No」の回答をもらったものはお蔵入りにしているそうだ。

たしか、ものまね芸人のコロッケさんも事前にものまねされる側の歌手に伺いを立てている。

このように事前にネゴシエートしておかないと発売できないのが芸能界なのだろう。


さて、作品を検証してみた。

YouTubeのパーマ大佐 「森のくまさん」を見てまず思ったのが、どこから声が出ているんだろうというほど高く、きれいな声だった。とても芸人としておくのがもったいなく、歌手、シンガーソングライターとして売り出したほうが良いのでは?と思った。


それもそのはず。

なんとパーマ大佐は音楽一家に生まれた。

父は音楽評論家、母はピアニスト、姉は作詞家。

なるほど、これだけの音楽DNAを持ったサラブレッドだったら声がきれいなのもうなずける。


次に、YouTubeを見ると、モデルでタレントの鈴木奈々さんやダチョウ倶楽部の上島竜兵さんが出演していた。

素人のユーチューバーが作った素人感丸出しの映像ではなく、お金もかけて結構映像もきれい。

ここまでやるのだったら、中途半端に原曲の歌詞を残さず、いっその事すべて歌詞を替えた替え歌だったら訴えられる可能性も低かったのではないだろうか。

嘉門さんの替え歌はせいぜい1~2行で、しかも原詞とはほぼ異なる内容で、旬な風刺でお笑いを誘うもの。

それに対し、パーマ大佐はオチがあるわけでもなく、お笑い芸人の作品というよりはアーチストの作品のようだった。

このようにまるまる使用されるのではなく、1~2行なら原作者もテンションは上がらないだろうに。まるまる曲を使用するのなら、歌詞もすべて替えればよかった。


今後、きれいで突き抜けるようなパーマ大佐の歌声はアーチストとして成功しそうだ。


ちなみにパーマ大佐、逆から読むと「さいたま・・・」となるので調べてみると、やはり埼玉出身だった。偶然かもしれないが。


最後に嘉門達夫さんに買い取ってもらいたい私の温めていた替え歌作品をご紹介しよう。


「PRIDE」

歌:今井美樹さん

♪わたしはいま~~~~~~いみき。



さて、東海ステークス。

テンションは上がらない⑤インカンテーションを狙う。

ゴール前は「インカンテーション、カモン!」



じつは、嘉門達夫さんの替え歌にも森のくまさんがあった!


(勝馬投票は自己責任でお願いします)

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