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真似る

こんばんは つなぐ です。

子育ててで大切なことは、子どもの『基本的信頼感』を育てることです。

これは、0〜1歳半の間に構築されるといわれています。

では、基本的信頼感とはなんでしょうか?

基本的信頼感とは?

基本的信頼感=「人を信じる力と自分を信じる力」です。

子の基本的信頼感を育てるには、乳児期は赤ちゃんが望んだこと(お腹すいた/眠たい/気持ち悪い/抱っこしてなど)を十分満たしてもらうことです。

大人からお世話をしてもらうことを通じて、赤ちゃんは不安なことを取り除いてくれる大人を信頼し、大人を信頼し、大人に信じてもらい、触れられることで自分を知り自分を信頼していくということです。

そして、根底にある最も大切なことは親と子どもの気持ちが行き来するという「あいだの空間」です。

その行き来の手段として紡いできたのが伝承の「わらべうた」です。

昔から伝わってきたこと

生まれたばかりの赤ちゃんにとって、自分を守ってくれていた居心地のいい母の羊水の中から出産によって外に出され、母と切り離された世界は、実は刺激が多く不安だらけ。そんな自分を守ろうと目をよく閉じてよく寝て、刺激を遮断し、少しずつ外の世界に慣れていっているともいわれています。

そんな不安を抱えた赤ちゃんの気持ちを落ち着かせるために、「おくるみ」という布に赤ちゃんを巻いて抱っこし、安心させていました。

昔から伝わっていることには意味のあることが多いのです。

その赤ちゃんが目を開けたときに出会うのが、大人のまなざしであ、お世話をする人の手です。
この愛あるまなざしと優しい声と手で子どもの中の愛着は形成されていき、身体と心にふれることで自分を意識し、触覚をはじめさまざまな感情が育っていきます。

そして、その行き交う相互作用は、人と人との関わりの中だけで育まれ、子どもの意志が育ち、大人になった後もずっと人を支える柱となります。

この愛あるまなざしと優しい声と手を届けながら子どもと親が1対1で遊ぶのがわらべうたです。

真似る

1対1のわらべうたでは必ず子どもと視線を合わせ、親の目の横で手を動かすことから始まります。
それを赤ちゃんは見て、真似ようと自分の強い意志で動かし、親が喜ぶ顔を見て自分も喜び、また真似ようとする、まさにヴィゴツキーの関係発達論をベースに子どもの身体と心の発達を支えていきます。

赤ちゃん育てのわらべうた

昔から子守唄やふれあいの時に歌われてきたわらべうたにはそういった意味があるのです。

そして、今、そのわらべうたが注目されているようです。

今日も読んでいただき、ありがとうございます。

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