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毎日王冠とカベルネソーヴィニヨンの白

 先週はハズレましたねー。短距離のレースって難しい、なかなか当たらない印象。やっぱり血統の勉強するかなぁ。

3着は複勝1400円! 当たった方おめでとうございます。こういうのを拾いたいものだ。

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 さてさて、先週アップした記事になんだかいつもより多めに「いいね!」がついたんですよ。良かったですか? ブドウの話が良かったのかな? というわけで前回の話をひっぱってこのワインを選んでみました。

ラダチーニ ブラン・ド・カベルネ 2017
モルドバ

 まずモルドバのワインという時点で初めてなんですが、それはちょっと置いておいてポイントは「ブラン・ド・カベルネ」というところ。そうです、カベルネソーヴィニヨンで作った白ワインです。

 先週説明したように、白ワインは搾ったブドウの果汁だけで作るので白ブドウでなくても、黒ブドウや灰色ブドウからでも作ることができます。
 実際ピノグリージョとか甲州とかゲヴェルツトラミネールは灰色ブドウなので皮ごと醸したオレンジワインやラマートワインも造れますが、果汁だけを発酵させて白ワインにすることが多いです。
 一方の黒ブドウなのですが、上の写真を見てのとおり白ワインにすることができます。しかし白ワインを作るのにわざわざ黒ブドウを使う理由がないので、普通黒ブドウからは赤ワインが作られます。ワイン用の黒ブドウは果汁に対して果皮の割合が多くなるように、粒自体があまり大きくないとか、とにかく赤ワイン向けになる特徴が色々あるのです。

 このワインも本来は赤ワインを作るつもりで育てた黒ブドウが原料です。ところが2017年の収穫期にブドウの皮の色づきが悪く、赤ワインとしては渋みが弱かったり色が薄くなりそうだったので、じゃあ白ワインでいってみっか、ということで作られたそうです。

 ワインの世界には「当たり年のワイン」とか「いまいちな年」という表現がありますが、これはもちろんいいブドウが採れた年と、そうでない年を意味しています。
 いいブドウが取れると、たとえばカベルネソーヴィニヨンだったら酸味と甘みが豊富で、しっかりと色素とタンニンを蓄えたたくましい果皮があって、その果皮に守られて病気にもならず、キレイにしっかり育ったブドウからワインが作られます。そしてそれはウマイということです。
 しかしワインが出来たばかりでは逆に酸味が強すぎたり、渋みが強すぎたりするかもしれません。その場合はこれを寝かせておきます。そうするとワインの瓶の中で酸味が和らぎ、同時に複雑な香りの物質に変化します。渋みもまろやかになってワインの味わいを深めます。これが、熟成ですね。熟成についてはまた別に機会に。

 さてさて、このカベルネの白のお味はというと、とてもバランスの良いおいしいワインですね。酸はまろやかで、シャルドネとは違った膨らみのあるボディ感。突出して何かに例えられるような香りは思いつかないけど、これがカベルネの白の特徴なのかというとわかりません。なにしろモルドバのワインってのも初めてだからね。まぁちょっと変わったワインということで、試してみるのも良いのではないでしょうか。1000円テーブルワインのクオリティとしては十分良かったですよ。

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 今日はG2の毎日王冠が府中競馬場で開催されます。なんだかすごく天気が良く、久しぶりに競馬場に行こうかと思っているので予想は現地のパドックでしたいと思います(ここもあとで加筆・更新します)。twitterで馬券の写真アップするので、買い目はそちらをご参照ください。それから、今夜開催の凱旋門賞も予想するつもりなのでそちらもどうぞよろしく~。

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