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日本ダービーとロングパドックの2012

先週のオークスは的中! 一番人気アーモンドアイが一着でゴール、今年の樫の女王となりました。馬券は……1000円買って、1100円の払い戻し。

単勝がたった1.7倍だったんで、じゃあ1.1倍の複勝でもよくね? と思ったんです。当たりは当たり、でも、ちょっとむなしい。

でもこれでワイン予算は2100円になったので、ダービーに向けてまあまあのワインが用意できました。今日のワインは、この間ヴィクトリア州のワインを探していたときに見つけたこいつ

レッドバンク『ザ・ロングパドック』シラーズ

この間はピノ・ノワールでしたが、今回はオーストラリア定番の品種シラーズ(シラー)にしました。レッドバンクというのはワイナリーの名前。狙ったわけじゃないけど、今回の銀行レース(倍率が低いけど高確率で払い戻しがある→銀行預金のようなレースのこと)にも通じる名前だな。

明るい色合い、ほのかにコショウのフレーヴァーがあるのでシラーだということは分かるけど、果実味やヴォリューム感も控えめで、やはりヴィクトリアのワインですね。同じ価格帯の南オーストラリアのものより、やはり繊細な印象です。ちなみに100%シラーズと言ってますが、詳しく調べるとサンジョヴェーゼが数%ブレンドされています。でもこれはオーストラリアのワイン法的には100%シラーズと言ってもOKなのです。

サイトを見たらピザと合わせた写真が乗ってました。あー、これは合うだろうな。黒オリーヴとサラミが乗ったクリスピー生地のピザ。

このワインを選んだのはもちろん『ロングパドック』という名前から。競馬場で、レース前の馬を見るために作られた小さな広場をパドックといいます。もっともこのワインは競馬とは直接関係ないようで、ここでの「パドック」は英語での本来の意味「馬小屋の近くの放牧場」を指しているようです。まぁ、日本でパドックって言ったら、やっぱ競馬場のパドックのことですよね。

今日は日本ダービーですが、僕が初めて競馬場で見たレースがまさに2年前の日本ダービーで、そのときに勝ったマカヒキに乗っていた川田騎手のインタビューが行われたのも東京競馬場のパドックでした。トップジョッキーを間近で見られるのもパドックの魅力です。僕が競馬場に行く理由の半分くらいは、もしかしたらパドックのためかもしれないです。

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そんなわけで日本ダービーの予想をしましょう。現在単勝一番人気は川田ジョッキーが騎乗するダノンプレミアム。実はあるデータによるとダービーで1枠に入ったディープ産駒はかなり高い確率で勝っているようです。もちろん馬自身もかなり強いのは間違いない。何しろここまで無敗、それもGI、GII、GIIIと、重賞3つも勝ってきているわけです。

ですが今回はどうなるのかと考えると、初の東京2400m。サウジアラビアRCのVTRを見まくっての結論としては、東京2400mだとたぶんステルヴィオに差される。さすがにルメールも2回も負けないと思うんですよね。ではステルヴィオが1着なのかというと、それもちょっと不安がないでもない。

それから弥生賞組ですが、こいつらは少頭数でダノンに負けてるのでちょっと買いづらいんですが、ワグネリアンだけは足を残している感じがします。

現在単勝2番人気のブラストワンピースはどうか。ここまで無敗というか、ずっと圧勝してきていて、明らかにダービーを意識した余裕のあるローテを組んでいる。ただ、今回のメンバーとはほとんど一緒に走っていないので、どんな勝負になるのかちょっと見当がつかない。ゆりかもめ賞の時計をどう見るかだけど、稍重馬場なのでなんとも言えない。

というわけで、ステルヴィオ、ワグネリアン、ブラストワンピースが僕の期待している馬なのですが、この予想の難しさから、今年のダービーは荒れるんじゃないかと思っています。ということは、あまり人気していない馬が勝つのではないか? それでは僕の本命を発表したいと思います。

◎ステルヴィオ

皐月賞4着で人気を落としていますが、上がりタイムは最速だし、JRAの公開してるパトロールビデオを見たらわかったんですが、4コーナーで外回りすぎ。明らかにほかの馬よりも余計に走ってます。今回はステルヴィオを本命に。アーモンドアイに続いてルメールの乗るロードカナロア産駒が見せてくれることでしょう。

ではまた来週! 次回もGI安田記念です。

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