見出し画像

チャンピオンズカップとムートンカデ2015

 先週のジャパンカップは3歳牝馬アーモンドアイが完勝! G1四冠目に加えて芝2400mの世界記録を更新するというとんでもない結果に終わりました。

 僕も単勝400円だけ買ってあったので、払い戻し560円。ちなみに単勝のほかは外国馬カプリを絡めた馬連だのワイドだの買ってました。もうジャパンカップで外国馬が勝つことはないのだろうか。

 TBSラジオの爆笑サンデーで江藤愛アナが、買える馬券は複勝1000円だけという縛りがあるにもかかわらず「ファンなので」と言ってアーモンドアイを選んでいたのが感動的でした。

   ✕

 そんなわけで今日のワイン予算は1540円なんですが、ちょっと困ったことが発生してまして……いま口内炎ができてるんですよ。痛くてまともにワインがテイスティングできない。なのであんまり珍しいワインとか、真面目にテイスティングしたくなるような特別なワインは飲みたくないんだよな……

 というわけで、今回は細かい説明不要な王道ワインにしましょう。グッドヴィンテージの、これです。

ムートンカデ・ルージュ 2015
フランス ボルドー

 世界中のワインラヴァーが垂涎するボルドー五大シャトーの一つ、シャトー・ムートン・ロートシルトの直系ブランドです。輸入元はエノテカ。値段は予算ぎりぎり。

 ボルドー五大シャトーとは、フランス、ボルドー地方メドック地区の赤ワインに対して行われた格付けで、最上位にとされた5つのシャトーのことです。いずれも市価は世界のワインの中でも最高級。先週のジャパンカップの3連単を1点ドンピシャ1000円で当てても買えません。

 その五大シャトーの一つであるシャトー・ムートン・ロートシルトを製造するバロン・フィリップ社が、自社のブランドネームをフルに発揮して製造・販売するテーブルワインがこのムートンカデ。もちろん1級シャトーで使用される畑のブドウは使われていませんが、高い技術力と豊富な資金で造られる、安定して高いクオリティのワインとなっています。
 また2015ヴィンテージからは使用するブドウが100%契約栽培農家のものとなり、ラベルもシックなデザインにリニューアルされました。こういうラベルの変更というのは競馬で言うところの鞍上の乗り替わりとかブリンカー着用みたいなもので、結構味の変化が見られたりするのです。

 さてその香りを嗅いでみると……こ、これは1500円台のワインとは思えない本物のボルドー感。湿った土の香り、カシス、軽くキノコっぽい香りもする。とにかくワインらしい複雑なアロマ。味は口内炎のせいでちょっと分かりづらいんだけど、しなやかなタンニンと果実味のバランスが良く、飲み頃。でもこれもうちょっと寝かせれば変化を楽しむこともできるんじゃないかとさえ思えますね。

 よく量販店で「金賞受賞ワイン」とか書かれて1000円くらいのボルドーワインが売られていて、たまに試しに飲んでみたりするのですが、そういうのと比べてやっぱりムートンカデってレベル高いんだなと感じます。いやー、確かにこれはコスパ高いわ。2015年が良年だというのも含めて、飲んでみてよかった。

 ちなみに「カデ」とは「第2子,それ以降の子」または「末子」を意味します。順番はともかく要は子供ってことですから、つまり「ムートン・カデ」は「シャトー・ムートン産駒」ってことですね(ほんとはetre issue de ~の表現を使うらしいけど)。

  ×

 さぁ今日の競馬は中京競馬場ダート1800mのチャンピオンズカップ。ダート競馬は全然わからず、前回のJBCでは複勝3つも買ったのに一つも当たらないという悲惨な結果に終わりました。
 そこでダート競馬はもう、今までの馬柱を中心とした実績予想は一切やめて、血統予想オンリーでいくことにします。今後ダートのレースでは、馬柱も騎手も一切見ません。

 とはいえ僕は血統についてはサッパリ知識がないので、もちろん勉強こそしますが、とりあえず買い目は誰かの受け売りです。なので「あれ? 今回の予想ってネットのあの予想家の言ってることと同じじゃない?」とか「あの新聞と同じこと言ってない?」と思っても、スルーしてください。別にパクるつもりはありませんし、逆に誰の予想を参考にしたか言っちゃうとそれはそれで問題なので、あしからず。

 さて、今回のチャンピオンズカップですが、今回はこの馬でいきます。

 ◎ 1アンジュデジール、

 中京というと直線に急な坂があり、ダートとはいえ日本系血統や欧州系血統の活躍が目立つらしい。このアンジュデジールの母父はフレンチデピュティという米国馬ですが米国ではG2どまりの馬で、日本に輸入されてからクロフネやサウンドトゥルーの種牡馬になりました。こういうケースの場合、米国馬だけどむしろ日本とかのコースに適性がある、と見るらしい。うーんややこしい。
 父は僕でも知ってるディープインパクト。この組み合わせだと日本型のコースに適性のある馬同士の掛け合わせになり、中京ダート1800mには良い、らしい。というわけでこの馬の単複で! アーモンドアイに続く牝馬のG1勝ちに期待します。

 ではまた次回! 来週は阪神ジュヴェナイルフィリーズ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?