「我慢」で失うもの
人々は今様々なことを我慢している。そしてその我慢は最高の美徳とされている。我慢することにより、感染を広げないで済むと思っている。
しかし、皆それぞれ我慢する内容がことなる。
元々年金等の不労所得で生きていける人は、労働を我慢する必要がない。
アウトドアな趣味が無い人も娯楽を我慢する必要がない。
酒が嫌いな人は居酒屋を我慢する必要がない。
一方、家族を養い、家賃や住宅ローンを支払う人々は他人の我慢の影響を如何ともし難く、
カラオケ、飲み屋、宿泊施設は営業を我慢させられ、所得の減少、はたまた出勤調整や解雇、更には経営者は借金返済が滞るようなことにもなる。
人により我慢の度合いはいくらでも異なる。
何事もそうだろうが、できる奴がやって、できない奴を批判する。
それこそ想像力と社会的責任が極限まで乏しい奴等がそうする。
彼等は感染予防の為なら「他人が」解雇されようが何しようが気にも止めない。それこそ勝手に就活して、再就職できないのは自己責任程度にしか思っていない。
皆が自分と同程度の我慢ができると疑問もなく思い込み、すべきだと言っている。
小学生ならそれも許せるだろう。だが大人のはずの大衆はそんなことも理解できない。
彼等はグラデーションが見えない。青は青、赤は赤としか認識できない。その間が存在することが理解できない。
違いを認識する能力が著しく欠如している。
彼等の価値観は、自分にできること=誰にでも無条件的にできること、と言うものでしかない。事情や背景なんてものも見えない。
極度の馬鹿だから。
それ等が機能しているから社会が保てる、なんて想像しようとすら思わない。
だが自分には社会に意見する権利、資格があると疑問もなく確信し、実際にばかであるの自覚もない為に正義、道徳の名を騙って平気で意見してくる。
そんな純朴で、極度の馬鹿が求める「我慢」ってのは、一体何なのか?
結局は「我慢そのものが目的」なのだ。
だから終わりもない。そしてその為に我々は汎ゆるものを失っていく。
高齢者は死に逝くだけだからそんな損失、屁でもないだろう。
人畜無害、、、もとい無能有害の畜群も失うものはないから屁でもない。
ただこれからの為に様々に学習し、体験し、成長していく子供や、
その子供を養い育てていく現役世代だけが不当な我慢を強いられる。
彼等若者や子供は我慢により極めて多くを失う。
一方、寄生虫とでも言うべき高齢者、大衆は何も失わない。
我慢と言うのは極めて不平等、不公平な要求だ。
畜群大衆による搾取と言うべきものだ。
一刻も早くこの不平等、不公平を解消せよ!!
畜群を駆逐せよ!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?