見出し画像

好きだから『好き』同性を好きなのに、理由はなかった。

保育園の時は、先生を好きになり、先生の近くにいる時が楽しかった記憶がある。小学生の時は同級生を好きになり、遊ぶのはいつも女の子。その時は手を握りたいと思ったりしていた。だけど握る事は、いけない事のように感じていた。

小さい頃から、髪の毛は短く、男の子みたいだった。ズボンを履き、スカートは絶対に履かない。当時、シャンプーも、お菓子も、靴も、男の子はブルー女の子はピンクと、色が決まっていた時代、私はいつだってブルーを選んでいた。

中学に入ると自分が他人との『違い』を感じる瞬間がきた。

制服をはきたくなかった私は、ジャージでいる事が多かった。それがどうしてなのか?はわからない。今思えば心からの拒絶なのかも知れない。言葉にできないけど、もしあなたが、普段絶対に着ない服をはいて毎日登校しなければいけないと想像して欲しい。

中学になると、友達が男子を意識し始める中、中一の時に、二つ上の先輩を好きになった。誕生日にプレゼントを渡したり、バレンタインを渡したり、写真をとったり、それは一年で先輩が卒業と共に終わった。何をしたいのかわからなかった。

後に、同級生も好きになるが、年上の彼氏がいて妊娠の心配をしていると、うわさで聞いてしまう。

遊びに行ったり、交換日記をしていたが、そのうわさについて触れる事が出来ず、そして嘘か本当かもわからず、ただ真実を聞くのが怖かった。

ただ近くで遊んで、一緒にいる時間があれば嬉しかった。そして、女の子が好きな気持ちは、きっと大人になれば治ると思った。

年を重ねれば、もう少し大人になれば、男の子を好きになるとは思えないけど、きっとなるんだと思っていた。




幸せを探すための、活動費につかわせていただきます!