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熊野本宮大社〜産田社から大斎原へ〜
今年の初め、1月に和歌山県の熊野へ行きました。
前回は熊野本宮大社に参拝したところまでで終わりました。
(熊野本宮大社についてはこちら↓)
熊野本宮大社への参拝を済ませた後は、産田社(うぶたしゃ)へ向かいます。
熊野本宮大社の入口となる鳥居を出てから、目の前の道路を渡って川の方へ歩いて行きます。熊野本宮大社から産田社へ行くルートは整備され、案内板もあるのでわかりやすいです。多くの人が参拝に来る神社、お寺、パワースポットはこうしたところまで行き届いています。
5分ほど歩くと産田社に到着です。
産田社は先ほどの熊野本宮大社と異なり、小さいスペースにコンパクトに必要なものがまとめられて祀られています。では、小さい社だからエネルギーも小さいかというとそんなことはありません。しっかりとここにエネルギーは存在しています。
新しいものを生み出すエネルギー。異なる2つの存在が交流することによって、そこから統合に向かうことで、それぞれのものとはまた違った3つ目のものが生まれます。
御祭神は伊邪那美大神(いざなみのおおかみ)です。先ほどの熊野本宮大社でも、西御前にお祀りされています。ここでは伊邪那美大神の荒御魂がお祭りされています。神社のホームページには以下の記載がありました。
やはり、何かと何かがくっついたり、出会ったり、対極にあるもの、互いに異なる性質のものが触れることによって、そこにエネルギーが流れて新しいものが生まれてくるようです。この場所を訪れる前に確認した際には、この場所も参拝すべき場所として指定されていましたので、ここも参拝をします。
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そして、産田社を後にして大斎原(おおゆのはら)へ向かいます。もう振り返ると熊野本宮大社の旧社地である大斎原の大鳥居が目に入ります。産田社から枯れた田んぼの間を歩いて行きます。ここ熊野は周囲を山々に囲まれているため、太陽が昇っても実際に陽が当たるまでには少し時間がかかるようです。山から昇ってくる太陽の日差しを受けながら歩いて行きます。
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大斎原に到着し、大鳥居をくぐります。
奥の方へ歩いていくとこの場所が、過去どのようなものであったかが書かれています。この絵をみると、明治の時代まであった社殿は川の中州にあり、参拝者は川に足を濡らさずには渡れませんでしたので、自然と禊となったようです。
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「なぜこのような場所に社殿を立てたのか?」と一つの疑問が湧いてくるかもしれません。
この場所自体にどうも意味があり、ここに社殿を立てて神様をお祀りすることをずっとしていたのではないかと思います。天から降り注ぐエネルギー、気がこの場所で地に降りてくる、天から流入するエネルギーが地へ接続する場所の一つだったのかなと感じます。確かに、川の水は雨が山々に吸収されて、その後いろいろな経過をたどってここまできたものです。天の気が水として地に流れていくところです。
もう少し奥に進むと祠が2つありました。
左側が中四社下四社で、右側が境内摂末社をお祀りしています。
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また、境内摂末社の一つとして、高倉下神社があることに驚きです。これは新潟県弥彦神社の御祭神と同じものだと思われます。こちらも参拝をします。すでに100年以上前に社殿は流されて、新しく熊野本宮大社を建てているにもかかわらず、この大斎原が綺麗な場所であることには変わりはありませんでした。
参拝を終えた後に川の方へ出てみます。
冬の早朝の景色としては普通のことかもしれませんが、太陽の光が川面に反射して綺麗に光っています。同時に川からは湯気が出ており、山々には薄く雲がたなびいています。しばらく河原で時間を過ごし、名残惜しさを感じつつも、大斎原をあとにしました。
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