2022年 レパードステークス結果
2022年8月6日、生花杯レパードステークスが開催されました。
結果
生花杯では年間5レース、下半期で2レースしかないダートレースのひとつで、今年の最優秀ダートウマ娘の行方を占う大切なレースです。
先週アイビスサマーダッシュに続き雨となり、しかも馬場は不良となりました。
ここ4レースで3レースが雨という天気に恵まれない日が続いております。
フルゲート15人と、いつもよりは少人数でのレースとなり、後ろからでも比較的馬群が邪魔になりにくいレースです。
脚質構成は逃げ4、先行5、差し5、追込み1となり、比較的前に偏った形となりました。
スタートダッシュを決めたのはスマートファルコン(m)。
同厩舎のゴールドシチー(m)が布石を発動させてサポートしますが、マルゼンスキー(処)も先頭を追いかけていきます。
1コーナーに入るとスピードに乗り切れないスマートファルコン(よ)が失速。
それを交わす位置にエルコンドルパサー(ロ)が控え、さらにエルコンドルパサー(処)、タイキシャトル(赤)が続きます。
後ろはハルウララ(ハ)が10番手につけ、その後ろをアグネスデジタル(ロ)、ゴールドシチー(m)が並ぶ形で追走。
さらに後ろにゴールドシチー(よ)、アグネスデジタル(m)が続き、最後方にイナリワン(赤)が控えます。
2コーナーの出口でマルゼンスキー(処)がスマートファルコン(m)を交わして先頭へ。
向正面では失速しているスマートファルコン(よ)がズルズル順位を下げ、さらに先頭をとれなかったスマートファルコン(m)、スマートファルコン(べ)も先行勢に飲まれていき、マルゼンスキー(処)の一人旅となります。
3コーナーに入ると隊列はそのまま、ハルウララ(ハ)が9番手といい位置につけ、4コーナー手前の終盤を迎えます。
終盤に入ってもその瞬間の大きな加速は誰も見せませんが、最終直線出口でエルコンドルパサー(ハ)が逃げためらい、先行ためらいを発動させます。
前につけたウマ娘は軒並み崩れ始め、マルゼンスキー(処)、エルコンドルパサー(ロ)、タイキシャトル(赤)だけが前のポジションを維持します。
一時12番手まで順位を下げたスマートファルコン(よ)はここで崩れず8、9番手まで順位を上げます。
最終直線に入ると最後方にいたイナリワン(赤)が一気に加速して馬群の中央を割っていきます。
また中団につけていたアグネスデジタル(ロ)は外に持ち出して伸びていきます。
好位置にいたハルウララ(ハ)はエルコンドルパサー(処)にブロックされ不利を受けながらも、アグネスデジタル(ロ)が通ったコースを通り伸ばします。
残り300mほどで3番手につけていたエルコンドルパサー(ロ)は粘れず後退し、アグネスデジタル(ロ)とイナリワン(赤)が3、4番手に順位を上げます。
残り200mでタイキシャトル(赤)がマルゼンスキー(処)を交わして先頭へ。
そこから粘れずマルゼンスキー(処)はずるずる後退。
そして鋭い差し脚を見せたアグネスデジタル(ロ)がタイキシャトル(赤)を交わし、完全に抜け出します。
イナリワン(赤)も見事な脚を見せますが、タイキシャトル(赤)を交わすので精一杯。
アグネスデジタル(ロ)の見事な差し切り勝ちとなりました。
また、馬群の中にいたゴールドシチー(よ)が、馬群を割ったイナリワン(赤)の開けたコースを通り、マルゼンスキー(処)を交わして4着まで順位をあげました。
ハルウララ(ハ)も不利があったものの、最後はマルゼンスキー(処)を交わして掲示板を確保しました。
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