食欲と栄養の関係
Q:食欲は栄養バランスと関係があるのですか?
食欲は栄養素と密接に関係しています。
そもそも食欲というのは人間の3大欲求の1つで、脳の満腹中枢という部分でつかさどっており、多数のホルモンや自律神経が関係しています。
女性の場合、生理前だと食欲が増すのもホルモンによる影響です。
よって、この食欲を「意思の力」でコントロールするのは不自然(=限界がある)ということになります。
高タンパク質の食事は、飢餓抑制ホルモンであるペプチドYYというのレベルが増し、高脂肪、高炭水化物の食事と比べても、空腹感を大幅に抑えられることが研究で分かっています。
例えば「卵」は、1個約70kcalでタンパク質が6gほど含まれ、その他アミノ酸やビタミンなどの栄養素が豊富に含まれています。
一方、お菓子のポッキーだと、袋半分で約80kcalですがタンパク質は1.5g程度です。
同じ位のカロリーを摂っていても、どうしてもお菓子や菓子パン等の加工食品だと、タンパク質量や他の栄養素が不足していることにより空腹感が抑えらず結果的に「食べ過ぎ」につながります。
ダイエット中はなるべく「栄養素の密度が濃い食材」でお腹を満たすようにすると理想的です。過度な食事制限や欠食をしなくても、満足感のある毎日を送れるようになるだけでなく、精神的にも安定し睡眠の質が深くなり疲れにくくなりますよ。
「疲れやすい」「イライラしやすい」「ストレス食いがある」という方は何かしらの栄養素が不足していることが多いです。