「ランジェリー=エロ」は時代遅れ⁉
3年ほど前の下書きを公開です。昔抱えていた悩みと打破したキッカケ。
ランジェリーファッション
ランジェリーファッション
学生の頃からランジェリーに興味のあった私は、見事に沼にはまり、数年前からランジェリー好きを隠さず生活しはじめました。
隠すのをやめた理由は、
・“服の下だけのファッション”として、隠したままにしておくのはもったいない
・“好き”を装う楽しさを、他の人ともシェアしたい
・他の人もランジェリーに沼らせたい
と思うようになったから。
同時にランジェリーファッション(ランジェリーをあえて見せて洋服と合わせるコーディネート)もするようになりました。
そうしてからはランジェリー好きの友達が出来たり、友人がランジェリー好きになったり。
ランジェリーが私のアイデンティティとして確立しました。
嫌な固定観念
一方で思わぬ捉え方をする人もいて、
「ランジェリーって性的アピール用の下着でしょう」
「ブラジャー見えてるじゃん、誘ってる?」
「そんな話をするなんて、はしたない」
という言葉をかけられるようにもなりました。
ランジェリーが好き=エロい
の固定観念がつきまといます。
私自身、学生時代に肌着の透けを「いやらしい」と教師から注意されたことがあり、それからしばらくは「下着っていやらしいんだ」「見えちゃダメなんだ」と思い込んでいました。
できるだけ目立たない色や形を選んで買ったりもしました。
でも自分の一番身近なモノを否定されたのはとてもショックで、しばらく不登校になった記憶があります。
本当にランジェリーがエロいのか
そういった経験からか、性的な意味でコメントされるのは気持ち悪くてしょうがない。
「風紀を乱さないように」という意味のコメントはまだ理解できるんですけどね…。
なぜ、私が可愛いと思って着ているものを、「いやらしい」と注意されなければいけなかったのか?
本当にランジェリーは性的なアイテムなのか?
ランジェリーは素敵な衣類だと思っていたけど、性的な目で見てくる人との認識の違いにかなり長い間悩みました。
そこに終止符を打ってくれた本があったので、私なりの解釈を書きます。
着る人・見る人 それぞれの認識の違い
その本によると、下着や肌見せが恥ずかしい事かどうかは、本人・見る側、各々の考え方次第だそう。
つまり「ランジェリー≠エロ」!
性的かどうかはその人の主観によるんです。
例えば着る人が「このキャミソールでコーディネートするぞ」と思っていれば、それはファッションだから恥ずかしくない。
逆に想定していない下着が不意にシャツから見えてしまったら恥ずかしい。
時には着る人が性的アピールとして装うこともある。
そして見る側は見る側の感性に基づいて、
性的な視点でエロいと認識する人も居れば、
ファッションだと認識している人も居るわけです。
ランジェリー自体がエロなんじゃなくて、その人がランジェリーをどう捉えるか?の問題だったんですね。
自分の為のファッションでランジェリーを着ている以上、周りに性的アピールをしている訳じゃない!
…と、考えてみれば当たり前のことだけど、今なら信念を持って言えるようになりました。
肌見せと時代
では、装いとしてのランジェリーと性の意識には時代が関係するのでしょうか?
(個人的に中高年層から、性へのこじつけコメントが多いような気がします)
なぜランジェリー=エロが時代遅れなのか
今回参考にした本に書いてあったのですが、ランジェリーファッションの先駆けに「肌見せファッション」という流行があるそうです。
この肌見せファッションはなんと、1980年代後半、30年以上前にすでに台頭しているんです!
(ひぇ〜、めっちゃ昔やん)
「肌見せファッション」から「ランジェリーファッション」という変化はあれど、流行の周期は一般的に20年といわれているので、今は3巡目に差し掛かるあたりですかね?
実際、海外のトップブランドではレーシーな洋服や、肌を透けて見えさせるコーディネートが多くみられるようになりました。
完全にファッションとして市民権を得ていますね。
こんなにも前からあるファッションを“エロ”とか“はしたない”としか認識できない人は、ちょっと時代遅れとも言えます。
例えるなら、ガラケーを持って「スマホは悪だ!」「5Gは体に悪い!」と言ってるレベルです。
追記
個人的に、他人のファッションに性的な意味でコメントを出すことは結構な失礼だと考えています。
(ランジェリー沼から出るつもりのない私は、そういうコメントを言ってくる人とはそっと距離を置きます)
もしこの記事を読んでいただいている人の中に、ギクッとしている方がいれば、「ランジェリーファッションなるものがあるんだ~」と、認識をアップデートしてもらえれば幸いです。
まとめ
・「ランジェリー=エロ」ではない
・ランジェリーをファッションとして着ているのか、性的アピールなのかは本人次第
・むやみに「エロい」と言わない方がいい
長くなってしまいましたが、過去に抱えていた悩みについて書きました。
私はランジェリー仲間ができたり得るものの方が多かったので、これからも好きな装いをしていきたいと思います。
■本文に出てきた本↓
菅原健介+cocoros研究会 『下着の社会心理学 洋服の下のファッション感覚 』朝日新書
大手下着会社の研究会が独自の調査をもとに、下着と社会行動について心理学的分析をした本です。
■そもそも、ランジェリーと下着の違いって?という方はこちらの記事へ
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