見出し画像

大人でも発症する!?食物アレルギー

みなさん、こんにちは!
福島県天栄村で「う米めん」というグルテンフリーの米粉麺を製造している樽川千香子と申します。

私の娘が0歳の時に発症した小麦アレルギー。
乳幼児特有のアレルギーだったこともあり、今は症状もなくなり、元気に過ごしています。
その時の苦労や、今小麦アレルギーで苦労しているママさん、お子さん方の力になれればと思い、う米めんを作り始めました。

でも、食物アレルギーは子どもの頃にだけ発症するのではありません。
大人になってからも食物アレルギーは発症するのです。
今回は大人になってから発症する食物アレルギーについてお話していきます!


大人がなりやすい食物アレルギーとは?

皆さんは、大人でもアレルギーが発症する場合があることをご存じでしたか?
そして驚きなのが、乳幼児期に発症した食物アレルギーが治らなかった……ということではなく、、大人になってから突然発症することがあるのです。

※ちなみに……乳幼児期に発症する食物アレルギーについては、以前記事にまとめていましたのでそちらをご参照ください!

一般的に、乳幼児期に発症した食物アレルギーは成長に伴って耐性が付いていき、大人になる頃には対象の食べ物が食べられるようになることが多いようです。
ですが、大人になってから発症してしまうと耐性が付きにくいと言われており、対象の食べ物を長期的に除去することが必要とされる場合があるのです。

日本小児アレルギー学会食物アレルギー委員会が作成した表を見ると、大人になってから食物アレルギーを発症しやすい食品として、20歳頃には小麦が一番に来ていることがわかります。小麦の他にも、大人になってから増えてくるのは甲殻類やそば、ナッツ類などが挙げられています。
(乳幼児期で3大アレルゲンと言われる中には小麦が入っていますね。)

食物アレルギー診療ガイドライン2016(2018年改訂版)より

食物アレルギーの症状には特徴的なものがあり、一般にはヒューヒューと息苦しくなったり、肌にじんましんが出たり、目の充血、吐き気や嘔吐などの症状が現れることが多いようです。。
もしかすると、何か特定の食べ物を食べたときに「喉がいがいがする」と感じられる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
こういった小さな症状も、もしかしたら食物アレルギーの一つかもしれません。時には、これらの症状が一つではなく複数現れたり、最悪の場合かなり重篤な症状が出る恐れもあります。心当たりのある方は病院に早めにかかるなどして、対策をしてくださいね。


大人になっても小麦アレルギーと上手に付き合っていくために

 今回は大人になってから発症する食物アレルギーについてお話しました。
私の娘のように乳幼児期の早い段階で発症し、数年後に耐性が付く場合もあれば、そうでないことももちろんあります。あるいは、大人になってから何かをきっかけに発症することもあるかもしれません。
発症してしまったら対象の食べ物を除去することが基本的な対応となりますが(診断によって少しずつ慣らしていくこともありますが)、大人になってから発症した場合には、ずっと食べていた小麦製品が食べらなくなってしまうのは悲しいですよね。
私自身もパンやうどん、パスタが大好きなので「もしも食べられなくなったら……」と考えると、小麦製品を食べない生活に慣れることができるのか不安があります。
娘の小麦アレルギー発症がきっかけで誕生したう米めんですが、大人の方にとっても小麦の代替食品として心の拠り所でありたいと考えています。
福島県内の道の駅や物産館、オンラインでも購入できますので、「あの人に贈ってあげたいな」「最近ちょっと小麦が体質的に合わなくて……」という方もぜひお手にとってみてくださいね。


参考文献

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?