実はウソだった歴史の常識【雑学】


1.ナポレオンの1日3時間睡眠はウソだった。

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歴史上、最も偉大な独裁者として認知されているナポレオンは‪1804年、国会の議決と国民投票でフランス皇帝の地位に就くとフランス軍の指揮をとり、‬一時は‪ヨーロッパ全土を支配した。‬

‪フランス皇帝として多忙なスケジュールを送っていたナポレオンは、「1日3時間しか眠らないショートスリーパーだった」という逸話が常識のように語られているが、‬実はもっと眠っていた。

ナポレオンの秘書を務め、11年間もの間、共に生活をしてきたブーリエンヌという人物の回顧録に記された記述を要約すると、


「ボナパルトは他人を徹夜させたけれども、自分では寝た。しかも熟睡していた。」

「彼は会議中や馬に乗っての移動中にも居眠りすることが多く、1日に6時間から8時間は眠っていた。」と記されている。

この逸話が広まったせいで、「優秀な人間は睡眠時間を削ってでも働き続ける。」という間違った美学が現代社会に定着してしまった。


有名な偉人の中でショートスリーパーだったのは、

1日4時間のエジソン、1日90分のレオナルド・ダ・ヴィンチくらいで、Amazon創業者ジェフ・ベゾスやビル・ゲイツは睡眠の重要性を理解しており、1日7時間の睡眠を摂っている。


実はショートスリーパーは遺伝的な特性であって努力してショートスリーパーになってもそれは睡眠不足だ。

そのショートスリーパーの遺伝子を持つ人の割合を調べた研究では10万人のうち、わずか4人だけと言うことが分かった。

東京ドームのキャパは5万5000人だが、満員の東京ドームに本物のショートスリーパーは2人しかいないということになる。

日本では1日45分の武井壮さん、1日3時間の明石家さんまさん、YouTuberではフィッシャーズのシルクさんもだったかな?


2.人類は猿から進化したとは誰も言ってない。

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世界史の授業で、1番最初に習うのは「猿が進化して人類が生まれた」ということだが、この説を唱えたのはチャールズ・ダーウィンと言われている。

進化論の研究を進めていたダーウィンは1859年に自身の著書、「種の起源」を出版したのだが、そこには「人類は猿から進化した。」とは一言も書かれていない。


ダーウィンが提唱した仮説は「猿と人間には共通の祖先がいる。」という説であり、「猿から進化した。」とは言っていない。

つまり、ダーウィンの言い分としては、

ある生物がおり、そこから一方が猿へと派生し、もう一方は人間へと枝分かれした。

という訳であり、猿と人間は兄弟ではあるが親子ではないということである。

もし、猿から進化したのであれば、現在この世から猿はいなくなっている筈である。


さらに進化論を描いた有名な絵はダーウィンが描いたものではなく、ダーウィン自身も「人類の進化だけは説明がつかないものだ。」と言っている。


ではなぜ、ダーウィンの仮説が間違って解釈され、現在常識として広まってしまったのかというと、考えられるのは当時のマスコミの情報操作が影響していると思われる。

種に起源が出版された当時、「人類は神によって作られた。」という説が定説であり、「猿から進化した」など考えられもしなかった。

そこで当時の新聞社が一斉に「人類の祖先はサルだった。」と間違った解釈を大々的に報道し、多くのキリスト教信者や創造論者から怒りを買った。


そしてダーウィンは精神を病み、無職、引きこもりニートのまま生涯を終えた。


3.「考える人」は特に何も考えてない。

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近代彫刻の父と称されるフランスの巨匠、オーギュスト・ロダンの代表作「考える人」

考える人は元々はイタリアの詩人、ダンテ・アリギエーリの叙事詩『「神曲」地獄編』からインスピレーションを受けて作った「地獄の門」という作品で「地獄に落ちたものを裁判官が上から見ている様子」を表現したものの一部だった。

しかし「地獄の門」の制作中にロダンは亡くなってしまい、「考える人」だけが独立し、一つの作品となった。

「考える人」というタイトルはロダンの死後、鋳造職人のリュディエが勝手に名付けたものであり、特に何も考えていない。


このように、歴史というのは後世の人たちのミスリードや勝手な解釈によって大きく変わってしまうものである。


あとがき

このように学校でウソを習っていると知ってしまうと勉強なんかする意味がないんじゃないか?と思ってしまう。

だが、学校で習う基礎的なことも知っておかなければウソを見抜くことはできない。

表を理解しなければ裏側のことなんてもっと理解できない。

俺も人生死ぬまで勉強だと思ってます!