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UMAの素 第7回

【創作系】

今回は、【創作系】というカテゴリーです!

ただ、完全なフィクションという訳でもなく、理由があって生み出されたであろう、怪物たちをピックアップしていきます。

嘘から出たまことも、もしかしたら、この世の中にはあるかもしれないよね?という可能性のお話です。

日本だと妖怪というカテゴリーに分けたので、今回は全て海外勢です。


まずは、コチラから!

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ヴァンパイア(吸血鬼) ※写真:Wikipedia

民話や伝説などに登場する。血を吸い栄養源とするモンスターで、蘇った死人、もしくは不死の存在とされる。現代のヴァンパイアのイメージは、ヨーロッパにルーツがある伝承のイメージが強い。吸血鬼の伝承は古くから世界各地で見られ、血を吸われた人も吸血鬼になるとされている場合が多い。
最も有名なヴァンパイアは、アイルランド人の作家、ブラム・ストーカーの著作、『吸血鬼ドラキュラ』(1897年)にて、登場する男性の吸血鬼。ヴァンパイアという呼称より、ドラキュラのほうが有名と思えるほどの代表格。
(Wikipedia参考)

どうやら、昔の人が現代なら科学的に説明できることが、当時は理解できず、生まれたという説が大きいようです。あとは伝染病との兼ね合いもあるようですね。今は絶対にあり得ないことですが、昔は仮死状態のまま死んだとみなされ、埋められたあと、息を吹き返すとかあったそうです。怖っ…

■死体が蘇って、他の人に疫病をうつさないように口に岩を咥えさせたり、 
心臓に杭を打つ。
⇒蘇ってヴァンパイア化しないように。その時にヴァンパイアが噛まないように。

■墓掘り人がたくさん人が死ぬので何度も墓を掘り返すはめになり、その時、亡くなった人の内臓が腐敗していると、鼻や口から血のような黒い液体が流れ出る。
⇒生き返って、血を吸ったんじゃないか。

■遺体の皮膚は縮むため、相対的に爪や歯が大きく長く見える。
⇒ヴァンパイア特有の歯や爪の由来。

■遺体が腐敗すると、腹部にガスがたまり膨らんでくる。
⇒血を吸っているから、腹が膨れているのではないか。

■遺体を包む白布は腐敗液を吸って重くなり、口の部分が窪んで裂けたりすることがある。
⇒嚙み切ったのではないか。

などなど。
人間の想像力ってすごいですね。こういう時代のほうが、クリエイティブだった気もする…


続きまして。

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狼男 ※写真:Wikipedia

伝説の獣人で、半狼半人の姿に変身した男性。狼人間や人狼とも呼ばれる。また、地域や国によっては、ウェアウルフ、ライカンスロープなど様々。
古くは紀元前から、伝承があったりしていて、様々な伝説的な話があり、発祥は定かではない。
中世のキリスト教圏では、その権威に逆らったとして、「狼人間」の立場に追い込まれた人々がいた。罪を犯した者は、社会から排除され、追放刑を受けた。この際、受刑者は「狼」と呼ばれたらしい。
その後、より合理的な解釈を求めて、生理現象や精神的な問題と結び付けられることも行われるようになった。知能障害や頭脳損傷などに由来する精神的な理由で月に向かって絶叫したり、4つ足で歩くなどの精神錯乱を起こしたとも考えられていた。
(Wikipedia参考)

また、こんな説もあります。
多毛症に由来を求める説。多毛症というのは、人の顔や上半身に密集して毛が生える症状のことで、治療法はないとされています。

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ペトルス・ゴンザレス ※写真:Wikipedia

やはり、科学が未発達の時代に様々な要因が重なって、想像された部分が大きいのかもしれませんね。


ここまでは、割と昔からの伝承的な部分も大きい方々でしたが、ここからは創作感強めになっていきます!

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フランケンシュタイン

元々は、イギリスの小説家、メアリー・シェリーが1818年に匿名で出版したゴシック小説。原題は『フランケンシュタイン、あるいは現代のプロメテウス』。フランケンシュタインは同書の主人公であるスイス人科学者の姓で、今日出回っているものは、1831年の改訂版である。多くの映像化作品が作られ、本書を原案とする創作は現在も作り続けられている。
ただ、一般的によく知られているのは、1931年にユニバーサル・ピクチャーズが製作した映画『フランケンシュタイン』において描かれた怪物である。いかつい不気味な大男で、全身の皮膚に人造人間であることを意味する縫い目があり、特徴的な四角形の頭部、といったビジュアルであった。これが後世に典型的イメージとして広く定着し、また本来は「フランケンシュタインによる怪物」であるはずが、いつのまにか怪物自身を指して「フランケンシュタイン」と呼称されるようになった。
(Wikipedia参考)

ちょっと驚いたんですが、フランケンシュタイン博士が創り出した怪物で、特に名は無かったんですねぇ~。


続いては、コチラ。

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ミイラ男 ※写真:Wikipedia

まず、そもそもミイラとは、人為的加工ないし自然条件によって乾燥され、長期間原型を留めている死体のこと、だそうです。

そして、ミイラ男。



上の写真の『ミイラ再生』という、1932年にアメリカのユニバーサル映画が制作した映画が元ネタのようです。遺跡調査団が昔のえらい僧のミイラを発掘し、息を吹き返してしまうというお話です。
『魔人ドラキュラ』、『フランケンシュタイン』を連続ヒットさせたユニバーサル映画が、フランケンシュタイン・モンスターを演じて一躍怪奇スターとなったボリス・カーロフを主演に起用して製作したホラー映画。前2作とは違って原作小説を持たないオリジナル作品で、1921年に世界的な話題を呼んだ、ツタンカーメン王墓の発掘を題材としているそうです。
(Wikipedia参考)


最後は、やっぱこれでしょ?的なやつで。

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ゾンビ

 「ゾンビ」は、元はコンゴで信仰されている神「ンザンビ(Nzambi)」に由来する。「不思議な力を持つもの」は、ンザンビと呼ばれており、その対象は人や動物、物などにも及ぶ。これがコンゴ出身の奴隷たちによって西インド諸島のハイチに伝わる過程で「ゾンビ」へ変わった。
ブードゥーを信仰しているハイチなどでは、今日でも「マーケットでゾンビを見た」などの話が多い。また、知的・精神的障害者の様子がたまたま死者に似ていたケースを取り上げ、「死亡した人がゾンビ化される事例がある」などとされることもある。
(Wikipedia参考)

私たちの知るゾンビは、やはり映画の影響が強いようです。

■1932年:『恐怖城』(ビデオ化名『ホワイトゾンビ』)
この作品のゾンビは、人間を襲わず、人間をゾンビ化させることもない。

■1968年:『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』
まさに元祖ゾンビのイメージが強い、ジョージ・A・ロメロのこちらの作品の影響が現代では一番強く感じますね。「噛んだ相手もゾンビになる」という吸血鬼の特徴が混ぜ込まれ、これが以後のゾンビ映画の基本構造となっっています。

これを皮切りに大量の作品が作られていて、ヒットしたものも数多くあります。最近ではアメリカドラマの『ウォーキング・デッド』が大ヒットしましたね。日本への影響力も強く、漫画~映画となった『アイ アム ア ヒーロー』や、世界的にも人気のゲーム『バイオハザード』など、ゾンビは今でもとても人気です。


最後にUMAの小話。
冒頭でも書いた「嘘から出たまこと」もあるかもしれませんよ。

ミシガン州のラジオ局のDJが、1987年のエイプリルフールネタとして考え出した「ドッグマン(ミシガンドッグマン)」、いわゆる犬人間ですが、その後、街で目撃されるようになったそうです。

こちら、カラパイアさんの記事です。

ドッグマン

ドッグマン

冗談や、ウワサが一人歩きして、いつしかそれが現実となる…
すごい話だ。。


以上、今回は【創作系】でした!人間の想像力ってホントすごいと思う。

所説ありますので、あくまでUMA CREW PROJECTの見解です!

次回は、【生物実験の成れの果て系】です!お楽しみに~





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