ユネコン　2021.4.15 ROADSHOW

■スクリーン1：モンスターパニック映画のすゝめ

1998年公開　アメリカ映画　「パラサイト」
配給：ギャガ・コミュニケーションズ＝ヒューマックス・ピクチャーズ
https://eiga.com/movie/48092/

ある日、学校のグラウンドで見つけた奇妙な生物の亡骸。
水槽に入れると、見る見るうちに生き返っていく。この時から奴らの侵略が始まる…！

今回紹介する映画のモンスターは侵略が目的ということもあり、他のモンスターパニック映画とは異なりドンパチは無い。
しかし、徐々に学校全体が侵略されていく様子が丁寧に描写されているため、他映画とは異なる恐怖を感じることができるはずだ。

また、このモンスターは水が無ければ生きていられないため、常に水を欲している。身体を乗っ取られた教師たちが、無表情でウォーターサーバーの水を飲み続けているシーンはかなり不気味。

この作品に類似する侵略系の映画として、ニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグ主演の「インベージョン」がある。
こちらは地球規模の侵略なのでスケールが異なるが、この映画が好きな方には是非お勧めしたい。

作品の内容とは別にお勧めしたい内容がある。それは、B級なのにキャストがすごいということ。
もちろん当時はそこまで有名ではないのだが「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのイライジャ・ウッド、「パール・ハーバー」のジョシュ・ハートネット、「ワイルドスピード」のジョーダナ・ブリュースターなど、この映画がきっかけにスターダムを駆け上がったとも考えられる。
映画の内容ももちろんだが、ハリウッドスターの若かりし頃の演技にも合わせて注目だ！

■スクリーン2：UMA MOVIE 徹底調査隊

2007年公開　アメリカ映画　「ウォーター・ホース」
配給：ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
https://eiga.com/movie/53152/

時は第二次世界大戦。
少年がネス湖の潮溜まりで見つけた卵は、伝説の海獣ウォーター・ホースの卵だった。
大切に世話をして、徐々に育まれていくウォーター・ホースとの友情。その先に一体何が待ち受けているのだろうか。
そしてネッシーの写真の真実とは...！？

パッケージや物語の冒頭ですぐに気づくと思われるが、ネッシーをモデルとした映画で、ネッシーの写真をモチーフとした絵本「おふろの中からモンスター」が原作となっている。
絵本が原作ということもあり、物語の順序が理解しやすく、そして心がほっこりするような内容になっている。

映画のジャンルはファンタジーで、魔法生物を題材にした「ファンタスティック・ビースト」シリーズや、犬との友情を描いた「マイ・ドッグ・スキップ」が好きな方には是非お勧めしたい。
また、「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」を観たことがある方は、ヒッポグリフに乗って湖上を飛行する場面は強く印象に残っていると思うが、物語の中盤、ネッシーがネス湖を優雅に泳ぐシーンは、そのシーンに負けず劣らず美しいシーンになっている。

■スクリーン3：あったらいいな　こんなUMA MOVIE

架空のUMA映画のチラシを2本立てでお届け！

タイトル：「翼の生えたネコ」

学校でイジメられている一人の少女と、ネコの社会で孤立してしまっている翼の生えた一匹のネコ。
居場所が無いと感じている一人と一匹は出会い、支え合い、少しずつ強くなっていく。
人間と未確認生物が心通わす、ハートフルストーリー。

タイトル：「キラースカイフィッシュ」

都会を離れ、自然の中で休息を求めに、キャンプ地にやってきた人間たちを未知の生物が容赦なく襲う！
憩いの場所が一転、凄惨な地と化してしまった中、果たして人間たちは無事にキャンプより脱出できるのか！？
数少ないキャンプ道具を用いて怪物と戦い、脱出を試みる人々の戦いを描いた、限定空間モンスターバトルムービー！