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U Tunes Track 05 : モンゴリアン・デス・ワーム

前回はアフリカだったので、大陸を北上しスエズ運河を超えてアジア大陸へ。六大大陸で言えばユーラシア大陸という括りであるが、西側のUMAはヨーロッパ編に乞うご期待、ということで今回は東側のアジア編。

我々UMA CREWによる調査によると、アジアで目撃されたUMAは15体以上に上り、得体のしれない生物、人間を襲う生物、神の化身とされる生物など様々いるが、その中でも遭遇したくない恐ろしいUMA、「モンゴリアン・デス・ワーム」をピックアップ!

モンゴリアン・デス・ワーム

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ゴビ砂漠周辺に生息するといわれている、巨大なミミズやイモムシのような未確認動物。体長は約50cmで、成虫は1.5mにも達する。体重は約9kg、体色は暗い赤色をしていると言われている。
通常は地中に掘った穴の中に潜んでいるが、ゴビ砂漠に雨季が訪れる6月から7月にかけて地上に現れ、出現時に周辺のクモやヘビは姿を消すといわれている。獲物を見つけたデス・ワームは両端を跳ね上げるような仕草を見せて相手を威嚇したあと、飛びかかって毒液を吹きかける。

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上記は同UMAをサンドアートで表現頂いたサンドアート集団「 SILT」様による作品。我々UMA CREW PROJECTのInstagram、SILT様のYoutbueにて動画を公開しているので、是非ご覧いただきたい。パフォーマンス、ストーリー、世界観がサイコーです!

https://www.instagram.com/tv/CN6CLJJHyYt/?utm_source=ig_web_copy_link


THE HU

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写真:Wikipedia

強烈なインパクトを誇るモンゴリアン・デス・ワームに引けを取らないモンゴルを代表するアーティストと言えば、「THE HU」である(THE WHOではない)。

THE HUはハードロックとモンゴル伝統楽器、そしてホーミー(喉歌)と呼ばれる独特の歌唱法を融合させたウランバートル出身のロックバンド。
この異色の組み合わせとMVのインパクトが世界中に広がり、MVのYoutube再生回数は1億回を超えている(2021年5月現在)。

彼らは自分たちのスタイルを「匈奴ロック」と名乗り、先祖への敬意、自然への敬意、分け隔てない愛を、伝統楽器である馬頭琴、口琴、ホーミーで力強く自分たちのアイデンティティを表現している。
広大な砂漠で演奏される、大地と一体化した魂の叫びは必見。MVがおススメ!


アジアの音楽シーン、盛り上がってるってよ

前述したモンゴルの一般的なイメージは草原、相撲、ジンギスカン等だと思うが、音楽という切り口で見ると日本のマスマーケットではまだ馴染みがなかったりする。しかし、世界的には人気があったり、逆に日本の影響を受けた海外の音楽があったり、音楽オタクの界隈ではブームだったり、我々がイメージするアジア諸国のそれとは違った世界がある。

そこで、今回はアジアの音楽シーンを古今東西、ざっくりご紹介していきたい。日欧米の音楽だけじゃなく、アジアという近い国々でも素敵な音楽はたくさんあるので、気になったものがあればYoutube、Spotifyなりで、広大な音楽の海にDiveしてほしい。

Phum Viphurit / Lover Boy

タイ出身のシンガーソングライターで、サマーソニック2019にも出演し、世界的に人気の若手アジア人アーティスト。シティポップ的な雰囲気で、どこかノスタルジックを感じさせる楽曲。曲とは関係ないが、MVの女の子が可愛い。

70~80年代のシティポップは最近でもTVで特集されたりするが、日本よりも世界(特にアジアの音楽オタク?)で再評価され、特に竹内まりやの「Plastic Love」は爆発的な人気を博している。最近はアジア圏のアーティストで特にシティポップ系のまったり、ゆったりした雰囲気の佳曲が多く、この界隈の音楽を好物としている筆者も嬉しい限りである。
夏の海岸線でカーステ(古い。。。)から流れるイメージということで、下記に関連楽曲も紹介してみたい。

Ikkubaru / Amusement Park (インドネシア)

Night Tempo / Plastic Love (Mash Upとして人気の火付けに)

竹内まりや / Plastic Love (↑のオリジナル。このバージョンが一番好き)


Elephant Gym / FINGER & 中途Midway

お次は、台湾出身の3人組ロックバンド。変拍子やテンポが変わる複雑なリズムに、テクニカルなギター、ベースが奏でる切れのあるサウンド。3人で演奏しているとは思えないほど個々の音がくっきりとしつつも、まとまったバンドサウンドで、グルーヴがたまらなくカッコイイ。
動画のように、屋外ライブで、酒を片手に体を揺らせながら聴きたいバンド。

The Fur. / Oh Why

こちらも台湾は高雄出身の3人組バンド。ドリームポップな雰囲気で、音数は少なくタイトなサウンドだが、どこか懐かしさを感じさせてくれる。
J-WAVEで初めて耳にしたが、確かにどこかTOKYO的な感じもするかな。

Cornershop / Brimful of Asha

さらに西へ進んでインド。ぶっちゃけ、インド音楽は全く知りません。。。
インド料理屋に行くと、テレビでインドの映画で、みんなで踊るときの音楽ってくらい。。映画の世界では、インド作品は結構人気らしい。

なので、もろインドではなくて、在英インド人でポップスとしてWorldwideで人気のあった楽曲をチョイス。自分が大学生の頃、よく聴いてた英国音楽の流れから思い出して無理やり紹介。もう20年以上前だけど、今聴いても底抜けに明るい感じ、好きです。

イ・パクサ / ポンチャックディスコ

最後は、韓国が誇るポンチャックの帝王こと、イ・パクサ。
これぞ元祖K-POP??
ポンチャックとは、韓国で生まれた大衆民謡で、2拍子のチープな電子リズムにオルガン的なキーボードがメロディを奏で、相槌のような掛け声が入るのが特徴の音楽。ぶっ飛んだ明るさ、ノリに圧倒されるので、とにかく、まずは聴いてみてください。

90年代に日本でも電気グルーヴや明和電機がコラボしたことにより、アラフォー世代の方々は記憶の片隅にあるかもしれない。
お茶の間には、ポンチャックから派生した音楽として、「ダウンタウンのごっつええ感じ」で、出演メンバーによる「オジャパメン」のカバーが有名かも。当時言葉の意味もわからず、カタカナ韓国語を真似してたな。

最後に

アジアの音楽を主観と想い出でのみで紹介したが、人は見かけによらないように、国の音楽もイメージとは異なる。旅行で訪れる国の名所、食事、買い物だけでなく、その国の文化に触れてみると思いがけない出会いがあるかもしれない。誰もが自由に行き来できる状態に戻ったら、現地で直に今の音楽を体験してみたい。

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