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トップガンマーヴェリックが最高の映画である3つの理由


観てきました。トップガンマーヴェリック!

あの名作トップガンの36年ぶりの続編がついに公開!トム・クルーズを一躍スターダムに押し上げた伝説の作品がついに帰って来たのです!

今回は、トップガンマーヴェリックの魅力を3つにまとめてお伝えします。

この記事を読めば、あなたも劇場に行きたくなるはず!

■その前に・・・前作を観ておきましょう!
トップガンマーヴェリックを見る前に前作トップガンは絶対見ておきましょう。僕はトップガンマーヴェリックを観る1週間ほど前にAmazon primeで視聴しました。もちろん前作を見ていなくても楽しめる作品になっていますが、トップガンマーヴェリックの魅力をしゃぶりつくしたいなら、是非見ておきましょう。

トップガンマーヴェリックでは、前作からの登場人物や前作での出来事を踏まえたエピソードなんかが出てきます。この過去作とのつながりが、36年の時を越えて今作につながることにより、トップガンマーヴェリックがより深みのあるストーリーになっているのです。

前作を観ずに今作を見ることは、ワサビ抜きのお寿司、具なしのおにぎりを喜んで食べる様なものです。もったいない!もったいないのよ~!

■良いところ
①音
ジェットエンジンの轟音。機体が風を切る音。パイロットたちの息遣い。
実際に戦闘機を飛ばして撮影したからこその迫力満点の音です。この音が、臨場感のある映像と相まって観客を大空に連れて行ってくれます。

そしてなんといってもオープニングで流れる伝説の名曲「Dangerzone」!朝焼けの光(夕焼けかも?)の中、空母から戦闘機が発進するという、まさに前作トップガンのオープニングそのものでした。あのオープニングが始まった瞬間、「キターーー!!」という古き良きニコニコ動画の弾幕が脳内を埋め尽くしました。

これはもうただの「鑑賞」ではありません。まさしく映画館だけで味わえる「体験」と呼べます。ぜひとも劇場で味わってください!

②わかりやすい戦闘シーン
今作の見どころのシーンは何といっても戦闘機が大空を翔るシーンです。しかし、戦闘機の戦いは、スピードが速すぎたり、誰がどの戦闘機に乗ってるかわかりにくかったりしやすいんですよね。背景も似たようなものなので、互いの位置関係も把握するのが難しいです。

せっかく派手な戦闘機の活躍を描いても、状況がさっぱりわからなければ観ている方はドンドン冷めていきます。完全に置いてけぼりを食らっちゃうんですよね。

正直、前作トップガンを見直した時は一つ一つのカットが目まぐるしく変わって、見づらい部分もありました。

しかし、今作ではそれが全くありません!

複雑な作戦もなく、今のどんな状況か、次に何をしなければならないのかがめちゃくちゃわかりやすく描かれます!わかりやすいからと言って迫力がないわけでもなく、薄っぺらな作戦というわけでもありません!

めちゃくちゃ大迫力で、ドキドキしながら戦闘シーンを楽しめます。頭の中に「?」が浮かぶところは全くなく、純粋に「マーヴェリック!いけー!!」と応援できます。(もちろん映画館では叫んでいませんが、心の内では叫んでいましたw)

ここまで戦闘シーンがわかりやすいのは、考え抜かれた編集とカメラワークの賜物ですね。これぞ超一流のプロの仕事。

③ファンの事を考えに考え抜いたサービス
この映画は、作り手の表現したいことを貫いて、見ている者に問題提起を与える芸術作品のような映画ではありません。

この映画は、娯楽作品です。しかし、世界最高峰の娯楽作品です。芸術作品とは反対に、ひたすらに「観客だけのことを考え抜いた」のです。
この映画でどれだけ楽しんでもらえるか、どれだけ元気になってもらえるか、それをとことん突き詰めたような作品です。特にその思いは前作からのファンに向けられているように感じました。
トップガンマーヴェリックでは、前作のシーンがフラッシュバックのように映し出されたり、オープニングが名曲「Danger zone」が流れるなど、前作ファンがニヤリとするシーンが目白押しです。

36年前のあの青春をトムとともに体験し、トムとともに歳を重ねた人にとっては、自らの人生を主人公マーヴェリックに重ねるでしょう。

僕が映画館で見た時も、当時トップガンに熱狂したであろうおじさま、おばさまたちが大勢いました。(普段は映画館でマーベル作品を見る様な僕にとっては、ある意味異様な光景でしたw)

そういう意味で、今作は徹底的にあの頃のファンに向けた作品なのです。

トムにとっても、前作は彼を一躍スターダムに押し上げた大切な作品でした。
今作で主人公マーヴェリックが、若かりし頃の自身の写真を眺めてこれまでの人生に思いをはせるシーンがあります。そのシーンはまさにハリウッドスターの第一線を走り続けたトムの人生そのものを振り返っているようで、そのシーンを見た時は思わず涙がこぼれました。

トップガンの主人公マーヴェリックの人生は、そのままトムの人生と言えるのかもしれません。

ハリウッドスターとしての一歩目となった映画トップガンを、トム自身もとても大切に思っていました。トップガンの続編は世界中が待ち望み、これまでにも様々な続編の構想が練られたでしょう。しかし、トムはそのどれにも首を縦に振りませんでした。トムは続編制作の権利を自身で買い取り、納得のいく作品が作れるまで待ち続けたのです。そして満を持してトップガンマーヴェリックが作られます。この作品が完成したときのトムの胸中はいかばかりでしょう。それほどトップガンにはこだわりを持っていたのです。

■悪いところ
さてここまで良いところを言いましたが、悪いところもなくはないです。
①酔うかもしれない。
戦闘機のコックピット内のシーンが多いので、(しかもグルグル回ったりするw)三半規管が弱い人は酔うかもしれません。

②パイロットの顏がほとんど見えない。
戦闘機に載っているシーンが多いので、パイロットはヘルメットと酸素吸入マスクをしています。なので、目元しか見えないので、誰かを特定するのが少しだけ迷ってしまいます。ただ、そんな時はヘルメットにパイロットのコードネームが書かれています。そのヘルメットを見て判断しましょう!しかし、正直トム・クルーズはさすがというか、目だけで一瞬で判断できちゃいます。あの宝石みたいな目ですからね、しょうがない。

③泣き顔注意!
この映画は正直かなり泣き所があります。泣き顔でくちゃくちゃになることは必至。あまり濃いお化粧をしていかないようにしましょう笑。
ただ、朗報があります。基本泣くのはおっさんです笑。トムの人生に自分の人生を重ね、熱い涙を流すのです。上映後はおっさんの顔面崩壊も楽しめるでしょう。

さて、ここまで熱く語ってきましたが、映画館というのは「鑑賞」する場所から「体験」する場所に変わってきているのかもしれません。
今では、新作もすぐにお家で配信サービスを楽しめる時代。「そんな時代に映画館なんて・・・」と思っているそこのあなた!一度トップガンマーヴェリックを劇場で見てみてください。必ずトムがあなたを大空に連れて行ってくれますよ。自宅じゃ味わえない体験を、是非とも劇場で!

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