見出し画像

【読書感想文】ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

図書館で借りた話題の本。
英国に住む日本人作者とアイリッシュの配偶者の11歳の息子がカトリックの上品な小学校から「元底辺中学校」を選んだことから広がる新しい世界観。

11歳ってうちの子と変わらない年だし、通う中学選びから始まる物語もタイムリーなテーマ。
本の舞台、ブライトンは30年前に2週間ホームステイした町。ちょっと親近感。
フレディマーキュリーが亡くなった1991年。
Queenはロックなバンドだけど、ホームステイ先の超保守的なおばあちゃんもフレディの死をとても悲しんでた。
クリスマスはSladeのmerry Christmas Everybodyが定番だった。
Sex Pistolsが中学校の廊下にあるのも英国っぽい?

ブルーノマーズのアップタウンファンクってどんな曲だっけ?ってyoutubeで聴き始めたら(この曲のサビも昔観たTV番組の挿入歌だったはずなのに思い出せない)、とっても懐古的になってThe WhoやらThe Jamやら、高校時代に聴いてたブリティッシュロックが今日の百貨店のBGM。

フランスのよさは町にあり、英国のよさは村にある、って誰かの言葉だっだったっけ。コッツウォルズの小さな村にも1ヶ月いて、今でも村づくり?理想の暮らしの原点はあのコッツウォルズの小さな村にある。

昔を懐かしむ話はここまでで、これからの子育ての話で2つ。
1つ目、
It takes a village.
子どもは村全体で育てるもの
英国の人が子育てに使う表現だそう。
英国の小さな村の思い出と丹後の小さな村の日常が繋がった気がする。
2つ目、
ポリティクスの話。
ポリティカリーコレクトネスの話もそうだけど、政治の話も日本の教育はまだ苦手な気がする。なので我が家では家庭内で日々交わされる政治話が補完する。
政治って遠い世界の話じゃなくて、権利のこと義務のこと、公平不公平のこと、未来のこと、全部自分たちに関わる大事なことだから。
Empathyを日々の暮らしで学びつつ。

この本おすすめです(笑)

#読書感想文

この記事が参加している募集

京都北部の山あいの小さな集落にただ1軒の小さな百貨店から田舎の日常を書いています。子供達に豊かな未来を残すためにサポートよろしくお願いします!