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デックドアウト20の物語 日米親子オークス制覇を目指して

こんにちは、UMA&ME(ウマアンドミー)です。
ついにシルクホースクラブから新規募集馬の情報解禁とカタログ送付が始まりました。紹介動画のクオリティも格段に上がり一口馬主きっての人気クラブとしてその勢いは止まりません!

兼ねてからTwitterやnoteで自称レイクヴィラ推しを謳っていますが(レイクヴィラさんがいいねくれるんだから、もはや公認? @villa_lake)シルクホースクラブからもレイクヴィラ生産の1歳馬がラインナップされています。今回はそんな片思いの牝馬を全力紹介していきます!

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デックドアウト20 牝

2020年2月9日生 黒鹿毛
父:ロードカナロア
母父:Street Boss

クロス:Mr.Prospecter 4Sx5Dx5D
厩舎:栗東 友道厩舎
育成牧場:ノーザンファーム空港
総額:4,500万円
一口:90,000円
クラブ:シルクホースクラブ
即尺:体高153 管囲20.5 胸囲174 体重432(7月上旬計測)

2011年の開業以来、最も豊富な運動量を課され、逞しく育った1歳世代が“ヴィンテージイヤー”となることは必然です。本馬は「これぞロードカナロア産駒」という筋肉量を誇る一方、走りは柔軟性に優れています。母は名繁殖牝馬の宝庫アメリカンオークスの覇者であることから、活躍の場は短距離に留まらず、桜は勿論、もしかしたら樫でも…と夢が膨らみます。(シルクホースクラブHPより)

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勝って繁殖として残したいとい思い、お産シーズンを終えると一層その思いも強くなります。牝馬らしからぬ、幅のあるパワフルな馬体ですが、骨盤が良く動き、柔らかい走りです。マイペースな女の子で、ご飯も残した事がありません。

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産まれた時は子熊ちゃんでしたが、綺麗な顔立ちに成長しました。
とても愛されて元気に育ってきてくれたことがレイクヴィラさんの投稿から読み取れます。本当に愛のある素敵な牧場だと思う。

偉大な母はアメリカンオークス優勝馬

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デックドアウト
Decked Out 栗毛 2013年生 米産(2017年輸入)
USA 19戦 3勝、アメリカンオークス[G1-T9F]、プロヴィデンシアS[G3]、デルマーオークス[G1] 2着、スカイラヴィルS[G3] 3着
Fasig-Tipton The November Sale 2017にてレイクヴィラファームが900,000 USドルで落札した良血繁殖牝馬です。

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ゼッケン番号7番が本馬の母デックドアウトです。レースは中断待機から直線で末脚を炸裂!豪快に差し切りアメリカナンバーワン牝馬の称号を勝ち取りました。このスピードと末脚、そして勝負根性を引き継いでくれていると信じています。当時のレースはこちらから。
https://www.youtube.com/watch?v=_wJHUsNz0D4

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将来はレイクヴィラファームを代表する繁殖牝馬に

本馬の血統は、父ロードカナロア×母デックドアウト×母父Street Bossの配合。母デックドアウトはアメリカンオークス(米G1・芝9F)を勝ち、デルマーオークス(米G1・芝9F)2着と北米の芝中距離戦で活躍。そんな偉大な母の血統を深掘りしましょう。

Machiavellian マキャヴェリアン 欧州型
父はミスタープロスペクター。日本では直仔のG1級はないが母系に入ったマキャヴェリアンの血は、全体的に芝における高速適性を高める役割がある。

Street Cry ストリートクライ 米国型
父はマキャヴェリアン、母は愛オークス馬、母の父トロイは英愛ダービー馬。
産駒は距離不問で芝もダートもこなし、日本ではダート馬か芝短距離傾向が多く、配合次第では芝中距離もこなせる可能性あり。

Street Boss ストリートボス 米国型
父はストリートクライ。オールフェザーG1を2勝した短距離活躍馬。
産駒は中距離クラスの大物も輩出しており、本馬の母Decked Out(アメリカンオークス)Danza(アーカソンダービー)Rapper Dragon(香港4歳三冠)などカップリング次第で距離延長や芝への対応も見せています。

ディープインパクトもキングカメハメハも交配しやすい、まさにこれからの繁殖牝馬と言えます。アメリカンオークス勝ち馬からは、シーザリオを代表して日本国内でも優秀な繁殖実績を誇るポイントも評価できますよね!

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兄はまさかのセレクト主取り…活躍は約束された

こんな記事を見つけました。
「兄は謎の主取りディープインパクト特需に埋もれた13番目の男」新型コロナウイルスの影響がありながら、大盛況で幕を閉じたセレクトセール2019。12頭が落札されて9頭が億超えだったディープインパクト産駒。そんな中で唯一主取りとなったディープ産駒がいる。会場は騒然とした…

そんな会場で唯一の主取りとなったのが本馬の兄デックドアウト19です。様々な憶測が飛び交いましたが、無事にキャロットクラブにて募集価格8,000万円で募集されています。フォレスクライト(大舞台を制し、正装で式典に臨む)と名付けられた兄の活躍が期待されます。兄の募集時は体高154 管囲20 胸囲177 体重431(8月下旬計測)と開示されているので、妹のサイズは充分合格点ですね。

そして、活躍が期待されている動機があります。実はレイクヴィファファーム生産でセレクトセールにて主取りになった馬には、後にシルクホースクラブにて当牧場初G1勝利となるグローリーヴェイズがいます。(厳密にはシルクの一声でセリは終了)これってそういうことですよね…?出資者のみなさんおめでとうございます!

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まさかの左飛節OCD除去手術の発表

今年から募集時にケガや手術歴が後悔されることとなり、出資者にとっては重要なチェックポイントとなったのですが、まさかデックドアウト20にも開示が。

離断性骨軟骨症(Osteochondritis Dissecans)のことで、主に若駒に起こりやすく、関節(主に飛節、球節、後膝、肩)の軟骨か ら軟骨片が剥離し、炎症、関節液が増えることで関節の腫脹が起きる症状です。関節鏡手術による軟骨片摘出、増量した関節液 を抜いた後にヒアルロン酸を注入するなど予後は良好で、早い段階で処置をすれば、術後も競走能力に影響は及ぼさないとされて います。 (シルクホースクラブHPより)

私なりに調べた結果、懸念ポイントではありますが問題なし。プラスではないが過剰なマイナスでもないと判断しました。この時期であれば入厩にも影響は少ないと思いますので、むしろ早期段階でよかったと思うようにしました。頑張っていこうね、デックちゃん!

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ここまで読んでいただいた方は、もう決まってますよね?
デックちゃんをぜひ一緒に応援しましょう!
兄のフォレスクライトは一足はやく無事に入厩したそうです。
抽選結果前にここまで熱く語れる馬はなかなかいないと思います。
もちろん私は「抽優」でデックドアウト20を指名します。

最後までご愛読いただきありがとうございます。
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UMA&ME

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