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エアブラシ塗装を教えるということ

執筆 北大プラモ部 クローデル


皆様秋も深まりいかがお過ごしでしょうか。
さて 私クローデルは北大プラモ部9代目部長の任が解かれたわけであります。
この一年間、新入部員やエアブラシ未経験の部員に塗装のやり方を教えてきました。しかしこれが難しい・・・
今回は実際に私がどのようにエアブラシ塗装を教えてきたのか皆さんとざっくりですが共有したいと思います。気が向いたら細かく書いたものも投稿しようかなと。
間違っている点などもあるかもしれませんので、賛否等ご意見いただければと思います。

ステップ①:塗料の説明

エアブラシ塗装を教える上でまず私は塗料の説明から始めます。
ラッカー、アクリル、エナメルなどいろんな塗料がありますけど、それぞれの特徴を説明しています。乾燥の早さ、色数、匂いなど違うところを実物を見せながら説明してました。自分で使う前に実感してもらうのがいいのかなと。そしてそのどれもが瓶生で塗装出来ず、必ず希釈する必要があることを教えてました。本当は希釈の量の違いによる光沢のコントロールなども実演したかったですが、そこまでの時間はありませんでした。

ステップ②:エアブラシシステムの考え方

エアブラシと聞いて一番思いつくのはおそらくハンドピースのことだと思います。ですがハンドピースのみで塗装ができないのは当たり前ですよね。コンプレッサーやら塗装ブースやら色々必要なものがあります。まずはそういった環境設備を紹介してます。そして部活という性質上、みんなで共有して使うことになるので必ず清掃は丁寧にすることを声かけしてました。特にハンドピースのうがい清掃やニードルの掃除など、後の人に色を残して使わせないようにしてました。

ステップ③:塗装の実演 

ステップ①、②でおおよそのエアブラシ塗装の概要を掴んでもらったら次は実演になります。
適当な塗料を選んで一連の行程を見せるわけです。この時、使う人が多いことを考えて匂いはしますがあえてラッカー塗料を使ってました。
用意した塗料を撹拌、そして希釈しエアブラシのカップにそそぐ。その後軽くうがいさせて泡の上がり方や音を聞き、希釈の具合を確かめる。
そして用意したプラ板に面塗りをする。この時、エアブラシのダブルアクションの仕組みや、トリガーの引き具合の話など、吹き出し量の調整の話をします。また手の動かし方の違いでどう変わるのかもやってました。塗り終えたら余った塗料をよけて、カップの中を清掃する。うがいは入れたツールクリーナー濁らなくなるまでを徹底して教えます。
これを一通り見せながらやるのでまぁ時間はかかります。でもこの後に思い出させながら実演させることで一発で使えるようになってたと思います。

ステップ④:塗装の練習

ステップ③で見せた一連の流れを自分でやって練習してもらってました。これは持論ですが体験型の取り組みの方が技術習得度は高いと思います。今はYoutubeに沢山how to 動画が出てますが、見た上でやってみるのが記憶にも体にも染みつく感じがします。ここで私が監督役で部員にやってもらうのですが、わからないことはすぐに答えれるようにしてましたし、実演してみての感想を聞いたりしてエアブラシ楽しいと思ってもらうように工夫してました。

こんな感じ

ざっくりと活字で説明していきましたがどうでしたでしょうか。個人的に今は忙しいので編集も出来ずわかりにくい記事だったかもしれませんね。時間が空いた時に今回ご紹介した各ステップを詳しく記事にしたいと思います。

課題:留学生に英語で塗装を教えよう

さて、これは個人的な課題ですが今週末にうちの留学生の部員にエアブラシ塗装を教える予定があります。彼は普段は筆塗り専門モデラーなのですが、今回塗装を教えてくれとの要望があったので引き受けました。ただ彼は日本語が話せないので英語で説明する必要があります。エアブラシとか塗料とか英語でどういうんだろうね。久しく英語勉強してないのでちょっと復習してきます笑。と同時に海外は環境規制が厳しくラッカー塗料が使えないパターンが多いです。おそらく彼の出身国もダメだったはずなので私の専門分野である水性塗料での扱い方をメインにしなきゃダメかもですね。この様子も今度記事にします。



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