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アオナツライン 感想

「夏の時期に夏ゲーをやりたい!」

とずっと思っており、
今年の夏はアオナツラインに捧げました。


キャッチコピーは
『こんな夏はもう、二度とこない。』


名作の香りがしてきますね。

実際に、なんも捻っていない純粋な青春物語で、とっても素敵な作品でした。


来年は受験。
みんなで遊べる夏休みは今年で最後。
夏休み、何しようか?

そこから始まって、
ご都合主義なことが起こるわけでもなく、
ただただ仲間が集まってひと夏を過ごしていく。

非常に心地よい世界観でした!

書きたいことがまとまらないので、思ったことを一筆書きで書いていこうと思います。


☆椎野ことねという存在

かわいすぎた。
敬語だった後輩がタメ口になる瞬間、好きすぎる。

幼馴染の海希、
転校生の結、

ヒロイン全員魅力的だったけれど、
個人的にはことねのかわいさがズバ抜けてました!

学園デビューに失敗(?)して、
達観たちにありのままでいいんだと教わり、
自分の夢へと歩んでいくストーリーもとっても好き。

終わり方も「これからどうなる!?」と気になる感じで締めてて、
大事なのは結果ではなく、一歩踏み出すことなんだ。
というメッセージも含まれてる気がした。

ここ最高すぎた


あとこれは全ルート通してだけど、
告白するのが達観くんからなのが非常に好感もてました。

やはり告白は男からであるべきだよ(老害)


☆榊千尋という存在

大好き。
プレイした本数はそこまで多くないけれど、
全ノベルゲームの中の親友キャラで1番好き。

千尋くんルートはあってもいいと思うよ。
マジで幸せになってほしい。

人生2周目か?
と思わせるぐらいに大人びてるし、周りをよく見てる子で、
だけど海希ルートでは年相応の子供らしさも見せてくれて。
そんなん泣いちゃうよ…!

グランドエンドでは千尋くん視点でもしっかり描いてくれていて、最高でした。

学生のうちに、こんなこと言えるか…?

千尋くんの過去や葛藤などを知ったあとのグランドエンドだからこそ、
このセリフにも説得力があるというか、本心で言ってるんだろうなっていうのがわかって、
胸にグッときちゃいました。

終わることがわかってるから諦める?
いや、終わりがあるからこそ、それまで全力で楽しむんだ。

千尋くんの頑張りは、何も無駄じゃなかったよ。


☆アオナツ"ライン"

結がたびたび、人の人生を『線』で例えてました。
歌手の中島みゆきさん的には『糸』になるんでしょうか。

糸とも言ってますね

中島みゆきさんの糸で、
それっぽい歌詞を載せておきます

なぜめぐり逢うのかを私たちは何も知らない
いつめぐり逢うのかを私たちはいつも知らない
遠い空の下 ふたつの物語
縦の糸はあなた 横の糸は私
逢うべき糸に出会えることを
人は幸せと呼びます

はしょった部分はありますが、こんな感じの歌詞。
結は趣味の流行り廃りが激しいから、昔は昭和歌謡とかも聴いていたのかな、と想像が膨らみます。


OPムービーでも、絡み合う線が
3本から4本、
4本から5本へと増えていく流れがエモエモのエモでございます。

好き。


ちなみに結がヘビメタにハマる前に聴いていた『アイリッシュ音楽』は僕も大好きです。
ぜひYouTubeなどで聴いてみて!


☆最後に

夏を駆け抜けて"青春"ならぬ"青夏"を過ごした物語。

最後のエピローグは
夏の終わりを感じさせるものではなく、
夏の始まりを匂わせる"春"に戻った回想シーンでした。

センスがありすぎる…!

5本の線が交わる、少し前のお話。
青春が始まる、少し前のお話。
春の時点で悩んでるそれぞれの想いが、愛おしくってしょうがない。

「未来は誰にもわからない」

海希は最後にそう言った。
でも僕らは知っているよ。

自分の気持ちに素直になって、
勇気を出して一歩を踏み出せば、
君にとって最高の夏を過ごせるって。


がんばってね。


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