母のちょこちょこ掃除
自立を目指す実家暮らし34歳の私。
先日、姉の家に行って色々と家事をして気づいたことがある。
それは、掃除の大切さ。
チリや汚れを払って、清潔を保っておくことの大切さだ。
姉の家は、新築なのに、姉も仕事が忙しい為、埃などが溜まっているところが多かった。私は、それを掃いたり、掃除機をかけたり、布団カバーを洗濯したりと奮闘した。
私の母の姿を思い返してみると、
普段私達が出入りする勝手口は、ほぼ毎日掃き清められていた。今も、しょっちゅう掃いている。
子どもの頃の記憶を辿ると、
母は、ちょこちょこといつも掃除をしていた。
洗面が済んだ後の洗面台と鏡を毎日手早く拭いていたし、一緒にお風呂に入れば、湯船で遊んでいる私の話に相槌を打ちつつ、排水口やタイルをブラシでゴシゴシして綺麗にしていた。
料理が済んだ後の台所も、しょっちゅうタワシで擦ってピカピカにしていたし、朝起きて使うトイレは、母が子どもより先に起きて掃除をして窓を開けていた為スッキリとした気持ちで使うことが出来た。
なんだか懐かしい気持ちになった。
母が、お掃除をする時、ステンレスやタイルに結婚指輪が擦れる音が懐かしい。
私たちは、母の細やかな掃除のおかげで、健康に過ごせていたのではないかと思った。
だとしたら、魔法みたいだな。
掃除の魔法。
家族の健康を守る為の魔法。
水回りは家族の健康を司る。と、よく聞くが、普段の勝手口や玄関の掃除などときっと、そういうことに
繋がるのではないかと思った。
近年は、加齢もあって、以前のように掃除をこなせなくなった様子の母。
大人になって私も真似して、やってみたこともあったが、気分屋なのでなかなか続かない。時々気分によって、やっている。(苦笑)
でも、母と水入らずで過ごせる日も長くはないので、恩返しの為にも、嫁入り修行の為にも?!
昔の母を思い出して、私も真似してみようと思う。
お母さん、いつも私たちのこと守ってくれてありがとう。お母さんの子どもに生まれてよかった。
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