やはり「綜合」は面白い。
運動会が終わり、ようやく授業に本腰をいれられるようになった。
「総合的な学習の時間」がスタート。導入の時間は、
①自分の町のハザードマップを見る。(私の住む県は、南海トラフ近く)
②子供たちに、「家に一人でいる時に、大地震が起きた。君ならどうする?」 A 一人で避難所に逃げる B 家族が来るまで待つ など、どちらの考えも「正解」と考えられる問題を出し、自分の意見を話したり、立場の違う相手の意見を聞いたりする クロストーク
という活動を行った。子供たちからは「判断が難しい」「迷うことが多い」などという声が上がった。
話を聞きながら、単元全体の課題設定を行い、どんな情報を得ればいいのかをKJ法で話し合い、発表することで2時間の導入は終わった。
「避難所まで、本当に安全なのかを調べて、防災マップを作りたい」
「自分で食べ物を作れるか。火の起こし方や飲み水の作り方を知りたい」
「家族と連絡を取り合う方法はないか。一度、話し合いたい」など
子供たちは、自分たちでいい課題を作ることができた。
働き方改革の中で、最も槍玉に挙げられる学習は「総合的な学習の時間」であることは分かっている。確かに、カリキュラムを自分で考える暇はあまりない。
でも、「自ら学ぼうとする力」を一番発揮できるのは、やはり総合だと私は思う。できれば、情報発信を続け、全国の同業者の皆様の役に立ちたい。
では。
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